200万円台ハイブリッドカー 徹底比較(1/4)

2009年上半期を揺るがしたハイブリッドカー2モデル＋1

2009年上半期、ホンダからインサイト、トヨタからプリウスと、注目すべきハイブリッドカー2モデルがデビューした。減税の効果もあってか、発売直後の驚異的な受注で話題となっているのはご存知のとおり。

3代目プリウスは、2009年5月に発売。小型・軽量化したハイブリッドシステム、1.8L化されたエンジン、EVモードの領域の拡大と、従来のシステムをより進化させた。また、オーリス系のプラットフォームを得たことで、ハンドリングなど運動性能も大きく進化し、価格の安さも話題になった。最低価格205万円という低価格から、 レザーパッケージ仕様の豪華版まで選べるところもプリウスの強みである。価格は205万円～327万円で、撮影した「G“ツーリングセレクション”」の価格は270万円。

3代目プリウスの少し前の、2009年1月に発売されたホンダ インサイトは、しばらく途絶えていた車名が復活した2代目となるのだが、実質的にはまったく新しいモデルと捉えていいだろう。フィットのプラットフォームを共用し、下記のシビックハイブリッドと共通点の多い1.3Lエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「IMA」を搭載する。価格は189万円～266万9,000円で、LSグレードの価格は221万円。

ホンダ シビックハイブリッドは、ベース車のモデルチェンジにともない、2005年9月に現行の2代目にスイッチし、同年11月より発売されている。1年後の2006年9月に、スポーティな上級モデルであるMXSTグレードが追加された。価格222万6,000円～327万6,000円、MXSTグレードの価格は285万6000円の設定となる。

好ライバル関係にある注目の2台にシビックHVを加えた、車両価格が概ね200万円台の、身近なハイブリッドカー3台を比較する。