ホンダ エコカー 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
2009年1月、ハイブリッド専用車であるインサイトの車名が復活し、第2世代に移行した。 10年前に発売されたインサイトは、アルミボディで2シーターと、かなり特殊なハイブリッドカーであったが、現行モデルはフィットをベースとした一般的な5ドアハッチバック車に姿を変えた。車名こそ同じものの、まったく別のクルマと捉えていいだろう。
インサイトはエコブームの追い風を受けたことはいうまでもない。車両価格はハイブリッドカーでありながら、189万円からと低く抑えられたことも功を奏し、インサイトに大いに興味を持ってホンダディーラーを訪れる人は多い。 しかし、インサイトは室内空間があまり広くないため、ディーラーに行くと傍らに置かれたフィットの広さを目の当たりにし、あるいはプラスアルファの出費で3列シートを持つフリードを買えることに気付き、そのうえ、この3台とも低燃費を実現したエコカーだと知ると、選択肢に大いに迷うという状況が起きているという。そこで今回は、上記の3モデルを取り上げることにした。
フィットは、2007年にモデルチェンジして2代目に移行。初代が評価されたポイントを継承しつつ進化を図り、あらゆる要素を全面的に向上させたことで、引き続き高い人気を誇っている。初代が2001-2002日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞に続き、2007-2008には現行モデルも選ばれた。持ち前のユーティリティや走行性能の良さのほか、優れた環境性能が認められての受賞だった。ハイブリッドカーでなくとも24.0km/Lという走行距離はエコカーの代名詞ともいえるモデルである。
フリードは、2008年5月に発売されたブランニューモデル。従来のモビリオの後継的な位置づけで開発されたが、個性的なデザインや居住スペースの拡大などが評価されてか、発売後1ヵ月で目標の5倍となる2万台を受注。その後も順調なセールスを維持し、月販台数のランキングでは、発売後1年を経った今でも4位~8位あたりにつけている。16.4km/Lと低燃費車ではあるが、フリードはそれだけでなく、コンパクトサイズで7-8人乗り、という最低限必要なものだけで構成された、エコ時代に適した「コンパクトミニバン」というのが最大の魅力である。
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