トヨタ プリウス vs トヨタ アクア どっちが買い!?徹底比較(2/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
日本の道路事情にピッタリな5ナンバーサイズのアクア
アクアの高い人気の背景には、5ナンバーサイズに収まるコンパクトなサイズがあるだろう。
全長は3,995mm、全幅は1,695mmだから、プリウスに比べると545mm短く、65mm狭い。日本の道路環境にピッタリだ。
最小回転半径は、16インチタイヤ装着車になると5.4~5.7mに拡大するから注意が必要だが、14・15インチは4.8mに収まる。プリウスは15インチタイヤ装着車が5.1m、17インチは5.4mだから、アクアはボディが小さくて小回りの利きも良い。
ボディ形状は、アクアもプリウスと同様にボンネットがほとんど見えず、サイドウィンドウの下端を後ろに向けて大きく持ち上げたから、斜め後方の視界も悪い。
ボディ形状に基づく欠点はプリウスと同様だが、アクアは小さい分だけ運転がしやすく心理的な負担も軽い。
「一度はハイブリッドカーに乗ってみたい」という需要は未だ存在
ディーラーのセールスマンは「ハイブリッド車に一度は乗ってみたいと考えている人が今でも多く、アクアの人気に結び付いている」と言う。
ちなみに、来年2017年は「プリウス生誕20周年」。今のトヨタは数多くのハイブリッド車をラインナップしている。ホンダも品ぞろえを充実させており「今さら、ハイブリッド車に乗ってみたいのだろうか」という考えが一瞬、脳裏をよぎったのだが、どうもユーザー事情は異なる。
最近は代替えの周期が7~9年と長くなり、3~4回目の車検を受ける手前で売却する。となれば、仮に9年間乗って2016年に新車を買う場合、前の愛車を購入したのは2007年だ。
この時点でプリウスは先々代の2代目で、取り扱いディーラーはトヨタ店とトヨペット店であった。トヨタカローラ店とネッツトヨタ店ではまだ売っていない。
当然アクアも発売しておらず、フィットも先代型にハイブリッドを用意したのが2010年だから2007年では選択肢に入らない。シビックハイブリッドはあったものの、当時のハイブリッドはまだ馴染みの薄い先進技術で、購入の対象にしないユーザーも多かった。
だから今になって「ハイブリッド車に一度は乗ってみたい」と考えて愛車を選ぶケースが増えても不思議はない。
そして「初めて買うハイブリッド車」としては、5ナンバー車が安心できる。今では国内で売られる新車の約40%は軽自動車で、残りの約60%が小型&普通車だ。
販売ランキングを見ると、上位10車種の中で3ナンバー車はプリウス程度しかない。ほかはアクア、トヨタ シエンタ、日産 ノート、ホンダ フィット、マツダ デミオとなる。
このような市場構成だから、プリウスが発売された今でも5ナンバー車のアクアを選ぶユーザーが多い。プリウスを購入するつもりでディーラーに出かけ、試乗をしたり見積書を検討して、最終的にアクアを買うこともあるだろう。
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