ロードスター/S660/コペンセロを徹底比較 ~オープンの解放感を楽しむ国産コンパクトクーペ~(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
コンパクトなオープンスポーツの3車種が出そろった
ショッピングセンターの駐車場に入ると、背の高いクルマが増えたことに改めて気付く。
ミニバンはもちろん、今ではコンパクトカーや軽自動車にも天井の高い車種が多い。そこにSUVも加わったから、天井の低いクルマで出かけると埋もれてしまう。
20年ほど前まではいろいろなクルマがあって賑やかだったが(もはや昔話ですけど…)、今の売れ方は画一化された印象を受ける。
特に減ったのがスポーツクーペだ。90年代の中盤頃に比べると、売れ行きが10%程度まで落ち込み、車種数も激減している。
クーペの人気低迷があるのは事実だが、ニーズがそこまで減ったとは考えにくい。車種が減って欲しいクーペが見つからず、ユーザーをさらに逃しているという悪循環もあるだろう。
それでも日産は、「GT-R」、「フェアレディZ」、「スカイラインクーペ」とスポーツクーペを頑張ってそろえているが、どれもLサイズだし価格も高額で選びにくい。比較的コンパクトなクーペでは、「マツダ ロードスター」が長らく弧軍奮闘していたが、2012年に「トヨタ 86」と「スバル BRZ」が加わった。分母が小さかったから、この2車の登場でクーペ市場は一気に華やいだ。
そして2014年6月には「ダイハツ コペン」、2015年3月には「ホンダ S660」がデビュー。この2車は販売比率を大幅に拡大させた軽自動車の規格に収まり、需要の新たな掘り起こしをねらっている。
一方、コンパクトなスポーツカーの老舗とされる「ロードスター」も、2015年5月に新型(ND型)へモデルチェンジ。上級車種に偏っていたクーペの品ぞろえが整ってきた。
そこで今回はロードスター/S660/コペンの3車種を比べたい。「コペン」と「S660」は軽自動車、「ロードスター」は1.5リッターエンジンを搭載する3ナンバー車だが、いずれも設計が新しいオープンボディの2シーター(後席を備えない2人乗り)だ。運転感覚が楽しいだけでなく、屋根を開けた時の開放感も満喫できる。
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