ヴェルファイア/オデッセイ/エルグランドを徹底比較 ~まさに動くリビングルーム!ラグジュアリーが魅力の高級ミニバン~(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
国産ミニバンならではの手厚い気配りが魅力
国産メーカー車の特徴は、いろいろな性格の車種を豊富に選べることだ。指向性の定まったドイツ車のようなクルマ造りは、主張が感じられてブランド戦略でも有利だが、商品の性格が硬直化しやすい。どれも似通った印象になり、特に上級車種には一種の膨張感が生じて割高に感じられる。
その点、日本車は「コンセプトはメーカーではなく各車種に宿る」という考え方。日産であれば、デイズ/エクストレイル/GT-Rという具合に、性格の違うクルマを多彩にそろえる。一定の指向性はないが商品内容は多彩だ。
この背景にはメーカーの生い立ちがある。商品構成では、第二次世界大戦後に絶大な人気を誇ったアメリカ車を手本に発展した。多品種大量生産に追従したから品ぞろえも豊富だ。
そして日本は欧州よりも走行速度が低く、高重心の車種にも寛容だから、1970年代以降は商用車ベースのワンボックスワゴンも人気を集めた。
今の売れ筋は、新車販売されるクルマの約40%を占める軽自動車で、ミニバンも20%に達する。輸入車にもミニバンはあるが、ワゴン風の背の低い車種が中心だ。スライドドアを備えた背の高いミニバンは、輸入車ではメルセデス・ベンツ Vクラスとフォルクスワーゲン シャランくらいしかない。このジャンルの選択肢は日本車が圧倒的に多く、シェアも高まった。
そして2015年1月に、背の高いLサイズミニバンの人気車種、トヨタ ヴェルファイア&アルファードがフルモデルチェンジを受けた。
今回はヴェルファイアを取り上げ、ライバル車のホンダ オデッセイ、日産 エルグランドと比べてみたい。いずれも背の高いLサイズのミニバンで、後部のドアはスライド式だ。
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