国産最新ハッチバック 徹底比較(4/4)
- 筆者:
- カメラマン:島村栄二
ハッチバックとなった上での魅力を望む
スバルというメーカーの車種体系は、乗用車が基本的に3車種であり、その中で合理的なラインアップを構築するとなると、キャラクターの被る面の大きかったレガシィとインプレッサをこのように分けざるをえなかったのだろう。
こうして、5ドアハッチバック車として心機一転を図ったインプレッサ。この先、従来のSTIに該当するモデルがどのような形で出てくるか分からないが、そのイメージに頼らなくても何らかの魅力のあるクルマとして、ユーザーがインプレッサを選ぶようになってくることを期待したい。
兄貴分のレガシィの低価格帯グレードとの価格差も小さく、現状ではあえてこちらを選ぶユーザー像が浮かびにくいのも事実ではある。
グレード感を求めるユーザーの選択眼に適う
このクルマの商品企画を聞いたときに、このクルマがこれほどヒットするとは思わなかったのだが、依然としてブレイドは非常に好調に売れている。
団塊の世代や、さらに上のリタイア層などにとっての、ダウンサイジングを図るクルマとして、生みの親のトヨタも驚くほど、予想以上に好意的に受け入れられているようだ。さらには30代のユーザーに好評だそうだ。
つまり、予算に余裕があり、サイズはこのくらいがよくて、それでもグレード感を失いたくない……というユーザーの選択眼にかなったのだろう。
実際には全長こそ短いものの、そこそこ大きなクルマである。また、もう少しお金を出すと、たとえばマークXにも手が届くし、同クラスの輸入車も狙えるはず。それでもブレイドは売れているのである。
もちろんトヨタの販売力もあるが、こういったクルマの潜在的なニーズがこれほど大きかったのだと改めて思わされる。3.5Lモデル「マスター」も追加されたことで、ブレイドはますます勢いに乗るだろう。
日本市場における先見性を再認識
欧州市場で非常に好調に売れていると伝えられるアクセラ。リーズナブルな価格で、スタイリッシュで、走りがよいという、いろいろな要素をそつなく備えているのが受けているのだろう。
日本でもその価値は変わらないのだが、いまひとつ従来のデミオと食い合う面もあり、キャラクターが確立していない印象があるのは否めない。
しかし、日本市場に、ティーダをはじめ、オーリスやブレイド、インプレッサなど、後発モデルが続々と登場したことで、アクセラの存在価値が見直されるようになってきた気がする。実は、非常に先見性のあるクルマだったのである。
このクルマは、もう少し認知度が高まるだけで、もっと売れてもよさそうな気がする。
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