クラウンアスリートと3シリーズとフーガとのハイブリッドを徹底比較 -走りも燃費も満足な上級セダン-(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
走行性能と居住性が優れた上級セダンでありながらハイブリッドシステムの搭載で燃費性能も満足
トヨタクラウンに、4気筒エンジンをベースにしたハイブリッドを搭載!?「時代は変わったなぁ」と思ったが、今のところ売れ行きは堅調だ。クラウンロイヤル&クラウンアスリートでは、販売総数の内、70%前後をハイブリッドが占める。
この背景には、V型6気筒のノーマルエンジン車の燃費性能もあるだろう。ハイブリッドのJC08モード燃費が1.3リッター車並みの23.2km/Lなのに対し、ノーマルエンジンにはアイドリングストップも付かず、2.5リッターが11.4km/Lで、3.5リッターは9.6km/Lに下がる。エコカー減税もハイブリッドは免税になるが、ノーマルエンジンは対象外だ。
なのでV6の2.5リッターとハイブリッドの価格差は実質50万円なのに、減税額を差し引けば28万円前後に縮まる。さらに購入後のガソリン代も数値上は半額以下だから、ハイブリッドに人気が集まるのは当然だろう。
それにしてもクラウンは高級セダンの代表的な存在。4気筒のハイブリッドを積んで燃料消費量を大幅に抑えれば、ほかのセダンに対する見方も変わる。そこでライバル車となる日産フーガハイブリッド、BMW 3シリーズ のアクティブハイブリッド3と比べることにした。
興味深いのは、それぞれのハイブリッドシステムが、機能、運転感覚ともにまったく異なること。詳細は後述するが、ノーマルエンジン車の比較とは結論も選び方も違ってくる。ハイブリッドを加えたことで、クラウン/フーガ/3シリーズの位置付けにも変化が生じたわけだ。
このあたりもクルマ好きには楽しいところだろう。ハイブリッドはエコ技術だが、その走りは十分に趣味の対象になり得る。
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