EUROPE FORD MEETING 2013 in SUZUKA REPORT(2/2)
- 筆者:
福冨博之さん 愛知県在住
こちら、昨年11月に購入されたばかりの新型フォーカスRSにお乗りの福冨さん。
欧州未発表の時点からすでに目をつけていたといい、ようやくYM WORKS経由で北アイルランドの現地ディーラーから流してもらったと、念願のエピソードを聞かせてくれた。
こちらの新型フォーカスRSは、なんと泣く子も黙るMOUNTUNE PERFORMANCE「MP350パッケージ」を組んだ極上マシン。
そのお値段は555万円。 さらにご自身で、デイライトと19インチアルミホイールを装着した。
とにかく乗りやすいです。高速走行もとてもしなやか。それでいて一気にアクセルを踏み込むと、350PS/460Nmのパワーが、火を噴く勢いでカッ飛んでくれる。そんなクルマ、他にはないんじゃないかなぁ。
以前は2006年式のフォーカス マーク2(STの後継モデル)にお乗りになられていたという福冨さんは、フォードの良さは全てにおいてバランスの良さだと話す。すでにフォードオーナーとしては7年目。今後もフォードのクルマは、僕にとってデフォルトのクルマになりそうですと語ってくれた。
新型フォーカスのカチッとした運転感覚と、しなやかな走りには驚きました。適度な硬さで乗り心地がホントによかった。これなら家族を説得できます!と、笑みがこぼれる。
フォードって日本でまず乗っている人が少ない所がいいですね。大柄なクルマっていうイメージが付きまとうフォードですが、乗ればとても繊細です。じっくり味わうと意外とラテンテイストというか、オーナーしかわからない良さというのが、乗れば乗るほど滲み出てくる。そんなフォード車が大好きです。
と語ってくれた。
ここ日本においてのヨーロッパフォードの車種は、本国のエクスプローラーやマスタングといった“ザ・フォード”とも言うべき車種に比べて、まだまだマイナーな存在。目にする機会も少なければ、我々メディアに取り上げられることも少ない。
しかしオーナー達は言う。このクルマに出会えたこと、そして良さが知れたことが嬉しい、と。
みなさん自慢のクルマを披露しながら、個々のクルマのエピソードに花を咲かせる光景は、「日本の自動車文化衰退!?」と囁かれる昨今に、まだまだ捨てたものではない!と感じさせる、まさに感慨深い思いを抱かせてくれた。
TEXT:吉澤憲治(オートックワン)/PHOTO:高柳春樹(オートックワン)
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