竹岡圭のドライブvol.32 秋を楽しむ in 諏訪!(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
時の科学館 儀象堂
最初のテーマは時。秋の夜長の時を刻む…なんだかロマンティックなテーマでしょ。向かったのは時の科学館 儀象堂。まぁわかりやすくいっちゃうと、時計の博物館といったところでしょうか。でも何で諏訪で時計?って、思いませんか?私も調べてみるまでぜ~んぜん知らなかったんですけど、ここはあの世界に羽ばたく「セイコーエプソン」のというか、元々セイコーの本拠地のひとつだったんですよ。時計の会社というか工場って、やっぱり水のキレイなところがいいらしいんですよね。
さて、時の科学館 儀象堂。まず目を惹くのが、幻の中国水運儀象台です。これは、1902年、中国の北宋時代に、当時の首都である開封に建設された、水で動く大型の天文観測装置なんですよ。とにかくメチャクチャ大きくて中に人は入れるし、なんたって3階建てだし、精巧にできているのが特徴です。ここにあるのは4年がかりで6億円かけて復元されたものなので、自動で動いていますが、当時は24時間人力で水を汲み上げて動かしていたそうです。
それはそれは大変なことですけど、これが現在の時計のルーツになっているんですよね。それまで世界には時計と呼べるものはなく、もちろん日本には日時計くらいしかなかったそうですから、中国4000年の歴史はやっぱりすごいっ!
ちなみに、こういう精巧なものだというのに、サービス満点で中も見学できちゃうのが嬉しいところ。中では台の上に時間札を持った人形がグルグル回っていてるんですけど、これが一体一体顔が微妙に違ったりして、見ているだけで楽しいんですよね。なんだか、時の迷宮に迷い込みそうです。
さて、建物の中には、時の歴史と題して、プレミアムな大昔からのさまざまな時計が展示されていたりするんですけど、よくよく見れば建物に取り付けられている大時計自体もかなりプレミアム。1930年から精巧舎の時計塔として親しまれていた時計を、ここに復元しているんですって。1950年にクォーツ化の流れによって引退していたらしいんですけど、きちんと保管されていたんですね~。いやはや、よかったよかった。
他にも、時計の仕組みがわかりやすく解説されていたり、中には自分の体内時計チャレンジコーナーなんていうのもあったりして、時計好きにはたまらないのはもちろんのこと、時計マニアじゃない人でもかなり楽しめます。ちなみに私の体内時計はかなり正確のようで、自分でもビックリ!長年レーシングチームのマネージャーとしてストップウォッチを押し続けたかいがあるってもんです(あんまり他では役に立たないですけどネ…)。
さらには、最近開設された源泉掛け流しの足湯があったり、オール日本製のカシミヤの衣類があったり、可愛らしいグッズや(しかもかなりお買い得!)、ここでしか買えない時計もあったりと、知識欲とお買い物欲と遊び欲が十二分に満たされちゃいます。全体的にホンモノとか、オール日本製ということにかなりこだわってるところが、これまた高ポイント。
例えば時計。最近の時計は日本製と謳ってはいても、中のパーツは日本製以外のものが使われているものが多いんですって。でもここでは昔からの職人さんが、持っている技術を眠らせてしまうのはもったいないということで、こだわりの時計を作っているとのこと。なんだかオール日本製って聞いただけで、すごい精巧な感じがしちゃうのは私だけでしょうか…。
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