竹岡圭のドライブvol.32 秋を楽しむ in 諏訪！(3/4)

時計づくり体験

さて、時の科学館 儀象堂はこれだけじゃまだ終わらないんですよ。実は時計づくり体験までできちゃうんです！置時計や掛け時計もありますが、なんと腕時計も作れちゃう。腕時計手作り体験は、間違いなく世界初！コースもたくさんあって、外装（ケース・リュウズ・バンド）を組み立てる簡単なコースから、機械時計のすべてを組み立てる本格派体験コースまでいろいろありますが、今回は時間の関係から、ピンセットや工具を使って針付け体験のできちゃうコースをチョイスしてみました。

まずは、時計の種類を選びます。文字盤、バンド、リュウズなど自由にチョイスできるので、オリジナルの1個を作れちゃうのがこれまた魅力。そして、お着替え。ツルツルの防塵コートに、帽子、スリッパを装備。そう、精密機械である時計には、ホコリは厳禁なんですよね。道具的には、ホコリとり、指サック、耐磁ピンセット、ドライバー、針押し込みタガネ、ゴミ取り棒、機械台などなど、これらは儀象堂さんが用意してくださるので、こちらの準備は心を落ち着けることくらいでしょうか。

手順としては、まずムーヴメントに文字盤を乗せて、時針、分針、秒針を取り付けて、ケースを被せてリュウズを付けて、フタをして、時間を合わせて、バンドを取り付けるといったところ。書いてしまえば簡単だけど、これがまた難しいんですよ。適当に針を付けてしまうと、当然のことながら時間ピッタリに合わなくなっちゃいますから…。力を入れすぎると針が曲がってしまうとか注意点がかなりたくさんあって、不器用選手権第一位の私にとっては息の詰まるような作業でしたが、かなり面白かったのは間違いナシ。今度は、プライベートで、機械時計のすべてを組み立てる本格派体験コース1日掛かりっていうのに、是非チャレンジしたいなぁ～って本気で思ったくらいでした。是非オススメです。

さて、私の体内時計が、お腹すいたよ～サインを出し始めました。食欲の秋を満たすべく、今日のお昼はどこへ行くの～？なんて、ペコペコ顔でスタッフに訪ねると「諏訪そば打ち道場ですよ」とのお返事が…。そうそう、長野県はお蕎麦有名だもんね～。そろそろ新そばの季節だし…。なんてルンルン気分になった私の頭にサッと陰がかすめました。ン？そば打ち道場？道場？ってことは…。もしかして今回のスタッフ全員のお昼ゴハンが私の肩に腕に掛かっているっていうこと？！って、その通りだったんですよ～。これは大変。すでにスタッフは全員ペコペコ顔だし、う～む殺気を感じる前になんとか打ち上げなくてはっ！

そして、諏訪そば打ち道場の門をくぐることになりました。ここは高山製粉さんというそば粉メーカーが開設している本格派のそば打ち道場なんです。「家族と仲間と楽しいそば打ちコミュニケーション！」をキャッチフレーズに、対面テーブル打ち台で36人（1鉢数人だと最大100人）が、同時にそば打ち体験できちゃうビッグな施設なんですよ。出来上がったおそばをいただくことももちろん可能で、その際の茹でる釜というかコンロもたくさん用意されているので、他人のとゴチャゴチャに混ざってしまうことがないのがまたいいところなんだそうです。なぜに混ざるとよくないかというと、おそばの太さによって湯で時間が変わってしまうからなんですって。

さて、今回来てくださったのは、岩波金太郎先生。なんと全国素人そば打ち選手権の長野県代表の方なんですよね。すご～い！実は本業は、いろいろされているので是非HPを見ていただきたいんですが、最近力を入れてらっしゃるのが「金太郎の八味とうからし」。これがまた美味しいんです。今まで長野県善光寺のとうからしが日本一だと思っていた私でしたが、それを超えてくれちゃいました！なんでも福山エンジニアリングというTV番組で、福山雅治さんも訪れたらしいですよ。あぁ～ひとめ見たかった…。もとい、岩波金太郎先生もかなり楽しいお方でした。この金太郎先生に会えただけでも価値があったくらい。

さて、肝心のそば打ちのほうですが、用意する道具としては、こね鉢、のし棒、のし板、まな板、こま板、包丁、フルイ、打ち粉取りといったところ。これらはもちろんすべて用意してくださっているので心配ご無用。今回のそば粉は、八ヶ岳石臼挽信州蕎麦粉を8割、つなぎ粉を2割ミックスした国内産100%の石臼挽信州二八蕎麦粉。打ち粉も入っているのでこれひと袋でOKの便利なタイプです。