遂に、軽をお手本に造られた新時代の小型車が現れた!/新型「ダイハツ ブーン/トヨタ パッソ」試乗レポート(1/6)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
ダイハツの豊富な軽自動車造りのノウハウをコンパクトカーに投入
いよいよ、軽自動車を手本にして小型車を開発する時代がやってきた。それをメーカーが自ら証明したのが、ダイハツ 新型「ブーン」/トヨタ 新型「パッソ」だろう。
TVで放送されるCMを見ると、ブーンは「軽の技術で、コンパクトを変えていく」、パッソは「軽じゃないK」(カイテキ/カワイイ/カッコイイの意味)としている。
試乗の際に話を聞いたダイハツの開発者も「ダイハツが軽で培ったノウハウを小型車に展開したのが新型ブーン&パッソ」だと述べている。
従来の常識では「上級に位置する小型車の技術を応用することで軽自動車の商品力を高める」図式だったが、今では順序が逆になったのだ。
従来の「共同開発」に変わり、ダイハツが一貫して開発した初めての「ブーン/パッソ」
ちなみに以前のブーン/パッソは、トヨタが企画とデザインに参画して、ダイハツが開発と生産を受け持つ「共同開発車」だった。
それが新型では、企画、デザイン、開発、生産までをダイハツが一貫して担当しており、トヨタブランドのパッソはダイハツが製造するOEM車になる。
背景には先代型の市場評価があった。ダイハツの開発者は、先代型では「デザイン、車内の広さ、走りの機能(走行安定性/乗り心地/動力性能)に関して、厳しい意見があった。コンパクトカーの存在価値も下がっていた」と述べる。
そこで新型は「軽で培ったノウハウを小型車に展開」することになった。
車両の詳細は、2016年4月12日に掲載した「新型車解説/トヨタ新型パッソ&ダイハツ新型ブーン」を参照していただくとして、今回は試乗した印象を述べたい。
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