トヨタ ヴォクシーの価格は309万円から! グレード別価格や買い得グレードなどを紹介
- 筆者: ブラックビーン
- カメラマン:堤 晋一/茂呂 幸正/MOTA編集部
トヨタ ヴォクシーは、スポーティなルックスが特徴の人気ミニバンです。姉妹車のノアとは共通部分が多いのですが、グレード構成に違いがあります。
本記事では、ヴォクシーの価格が気になったユーザーに向け、ヴォクシーの概要から、新車価格、グレードの詳細、グレード別価格、おすすめ買い得グレードなど、ヴォクシーを購入するうえで役立つ情報を解説します。
トヨタ ヴォクシーとは? 主な特徴
トヨタ ヴォクシーは、同じく人気ミニバンであるノアと基本構造を共有する姉妹車でありながら、より個性的でアグレッシブなスタイルを特徴としています。
全グレード標準装備のエアロパーツと個性的な外観
ヴォクシーの最大の特徴は、全グレードでエアロパーツを標準装備している点です。これにより、スポーティで存在感のある外観デザインを実現しています。姉妹車ノアには標準ボディの設定がありますが、ヴォクシーはエアロモデル専用のラインナップとなります。
ヴォクシーのフロントフェイスには、大型グリルにシャープな印象を与える3分割のヘッドライトを組み合わせています。
このヘッドライトは、上部が薄型のシグネチャーランプとウインカー、中央がメインのヘッドランプ、そして下段が薄暮灯(S-Zグレードのみ装備)という構成で、先進的かつ精悍な表情を生み出しています。
姉妹車であるノアのエアロモデル(「S-Z」「S-G」グレード)も大型グリルが特徴ですが、ヴォクシーのデザインはより先鋭的で独自性の高いスタイルと言えるでしょう。
リアにはクリアタイプのコンビネーションランプを採用し、シャープな印象を強調しています。
多彩なパワートレインと実用性
パワートレインや実用性においてはノアのエアロモデルと共通の部分が多くなっています。
WLTCモード燃費でクラストップレベルの23.0km/L(2WDの場合)を誇る優れた燃費性能のハイブリッド車や、購入しやすい価格帯のガソリンエンジン車がラインナップされています。
駆動方式や乗車定員(7人乗り/8人乗り)も、ノアのエアロモデルと同様の選択肢が用意されており、ライフスタイルに合わせた1台を選ぶことができます。
新車価格、グレードの主な種類と価格
新車価格
ヴォクシーの新車の車両本体価格は309万円〜396万円です(2025年5月時点)。価格はグレードやパワーユニット、駆動方式によって異なります。
ヴォクシーはエアロパーツを装備したグレードのみの設定です。そのため、標準ボディのグレードも選択できるノア(エントリー価格267万円~)と比較すると、ヴォクシーのエントリー価格は309万円~となり、やや高めの価格設定となっています。
グレードの主な種類と価格
ヴォクシーのグレードは大別すると「S-G」「S-Z」の2種類です。ヴォクシーでは「S-G」「S-Z」の順で装備が充実し、価格も高くなります。
| グレード | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|
| S-G | 必要十分な装備をそなえたエアロスタイルグレード | 309万円~ |
| S-Z | 上質さをプラスした上級エアロスタイルグレード | 339万円~ |
※価格やグレード構成は2025年5月時点
各グレードの詳細は記事内「ヴォクシー各グレードの主な装備の違い」にて解説しています。
パワーユニット・駆動方式の種類と価格差
ヴォクシーの価格はグレードだけではなく、パワーユニットや駆動方式によっても異なります。
続いて、パワーユニット、駆動方式、乗車定員の種類と、その違いが価格にどれくらい影響するのかについて、解説をしていきます。
パワーユニット
ヴォクシーのパワーユニットは「2.0Lガソリンエンジン」と「1.8Lハイブリッドシステム」の2種類が用意されています。
2.0Lガソリンエンジン
ガソリンエンジンには170馬力(125kW)の優れた動力性能と、WLTCモード燃費15.0km/L(2WDの場合)の低燃費をもたらす、2.0L直列4気筒ダイナミックフォースエンジンを採用しています。
1.8Lハイブリッドシステム
燃費性能と走りの楽しさを追求した1.8Lハイブリッドシステムは、高効率の1.8Lガソリンエンジンとハイブリッドシステムとの協調を高め、システム最高出力140馬力(103kW)によるスムーズで静粛性の高い走りが楽しめます。
そして、WLTCモード燃費23.0km/L(2WDの場合)とトップクラスの低燃費性能となっています。
参考までに、トヨタによると2025年4月のヴォクシーの販売割合は、ノーマルエンジン仕様が約28%、ハイブリッド仕様が約72%です。実に7割強のユーザーがハイブリッド仕様を選択しています。
パワーユニットによる価格の違い
ハイブリッドシステムは低燃費である代わりに、ノーマルエンジンよりも約35~38万円の価格アップ。
駆動方式
選択する駆動方式も価格に影響します。
ヴォクシーの駆動方式は、ヴォクシーには2WDと4WDがありますが、4WDはガソリン車とハイブリッド車で種類が異なります。
ガソリン車
ガソリン車には前輪駆動の「2WD」と「ダイナミックトルクコントロール4WD」があります。
ダイナミックトルクコントロール4WDは、2WDに近い状態と4WDを自動的に電子制御して、路面に合わせて最適な駆動にコントロールします。
通常の走行時には、2WDに近い状態で燃費効率のよい走りを実現、発進時や加速時、そして滑りやすい路面やコーナリング時には、車両の状態に合わせて最適な駆動力を後輪に配分します。
ハイブリッド車
ハイブリッド車には「2WD」と電気式4WDシステム「E-Four」があります。
E-Fourは、前輪はエンジンとフロントモーター、後輪はリアモーターによって駆動します。また、ハイブリッドシステムとの組合せによる、燃費の良さも特徴となっています。
また、リアの作動領域やトルク配分を拡大し、滑りやすい路面での安心感に加え、乾いた路面での力強い発進や旋回時の安定性に寄与しています。
駆動方式による価格の違い
4WDは2WDに対して、19万8000円の価格アップ。
E-Fourは2WDに対して、22万円の価格アップ。
パワーユニットと駆動方式別の燃費
参考までに、パワーユニット・駆動方式別の燃費一覧は以下のとおりです。
| パワーユニット | 駆動方式 | WLTCモード燃費 |
|---|---|---|
| ノーマル | 2WD | 15.0km/L |
4WD | 14.3km/L | |
| ハイブリッド | 2WD | 23.0km/L |
E-Four | 22.0km/L |
※数値は2025年5月時点
乗車定員(シート数)
7人乗りと8人乗りの乗車定員の違いで価格は変わりませんが、仕様が異なります。
3列シート7人乗り
7人乗り仕様車のセカンドシートには、左右独立した快適なキャプテンシートを採用しています。各シートには、便利なカップホルダー付きの折りたたみ式サイドテーブルも標準装備されており、ドライブ中の飲食や小物を置くのに役立ちます。
大きな特徴の一つがスライド量745mmを誇る「ストレート超ロングスライド」です。これにより、セカンドシートの足元空間を広々と確保できるのはもちろん、サードシートへの乗り降りや、セカンド・サード両シートの乗員が快適に過ごせるよう足元スペースを柔軟に調整することが容易になります。
また、セカンドシートの左右間には185mmのウォークスルースペースが確保されています。これにより、雨の日などに車外へ出ることなく、セカンド・サードシート間をスムーズに移動できます。
さらに快適性を高める装備として、上級グレード「S-Z」には、クラス初となるオットマン機構(2WD車のみ)とシートヒーターをメーカーオプションで設定可能です。これにより、長時間のドライブでも、よりリラックスして過ごすことができます。
3列シート8人乗り
8人乗り仕様車のセカンドシートには、3人が座れる「6:4分割チップアップシート」のベンチシートタイプを採用しています。このシートは、肩口のレバー操作で簡単にチップアップさせることができ、3列目シートへのスムーズな乗り降りをサポートします。また、多彩なシートアレンジも可能です。
7人乗り仕様車と同様に、こちらのセカンドシートも前後705mmの「超ロングスライド」に対応。乗車人数や荷物の量に合わせて、足元空間を広げたり、逆に荷室スペースを拡大したりと、柔軟な調整が可能です。
さらに、パッケージオプションとして、大型のアームレストを備え、より快適性を高めた専用の「2人掛けベンチシートタイプ」も設定されています。これにより、セカンドシートでのくつろぎを重視したい場合の選択肢も用意されています。
乗車定員(シート数)による価格の違い
ヴォクシーの7人乗り仕様車と8人乗り仕様車の価格には違いはありません。ただし、S-Zは7人乗り仕様車のみの設定で、8人乗り仕様車はありません。
グレード・パワーユニット・駆動方式別の価格
S-Gグレード
| パワーユニット | 駆動方式 | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| ガソリン | 2WD | 7人 | 309万円 |
8人 | |||
4WD | 7人 | 328万8000円 | |
8人 | |||
| ハイブリッド | 2WD | 7人 | 344万円 |
8人 | |||
E-Four | 7人 | 366万円 |
S-Zグレード
| パワーユニット | 駆動方式 | 乗車定員 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| ガソリン | 2WD | 7人 | 339万円 |
4WD | 358万8000円 | ||
| ハイブリッド | 2WD | 374万円 | |
E-Four | 396万円 |
※上記の価格やグレード構成は2025年5月時点
ハイブリッド車の8人乗りは、「S-G 2WD」のみの設定です。
ヴォクシー各グレードの主な装備の違い
S-Gグレード
| 価格 | 309~366万円 |
|---|
S-Gグレードは必要十分な装備をそなえたグレードです。
主な装備
| 装備例 |
|---|
エアロパーツ(フロントバンパー+リアバンパー+サイドマッドガード+リアスポイラー+フロント エアスパッツ) |
205/60R16タイヤ&16×6Jアルミホイール(ミディアムグレーメタリック塗装) |
リフレクター式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ+LEDターンランプ |
本革巻き3本スポークステアリングホイール(シルバー加飾付) |
オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付) |
4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ |
シート表皮 上級ファブリック |
ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(片側) |
予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」 |
トヨタ チームメイト+パーキングサポートブレーキ(周辺静止物)メーカーオプション |
予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」とトヨタ チームメイトの詳細はトヨタのオフィシャルサイトをご覧ください。
S-Zグレード
| 価格 | 339~396万円 |
|---|
S-Zグレードは上質さをプラスした上級グレードです。
S-Gグレードとの主な装備の違い
| 装備例 |
|---|
205/55R17タイヤ&17×6Jアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)※2WDのみ |
薄暮灯(LED) |
シート表皮 合成皮革+ファブリック |
快適温熱シート(運転席・助手席) |
左右独立温度コントロールフロントオートエアコン+リアオートエアコン |
7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ |
バックガイドモニター |
ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(両側) |
バックドアイージークローザー |
ヴォクシーのおすすめ買い得グレード
ヴォクシーは複数のグレードがあり、どれを購入すべきか迷う方も多いでしょう。そこでおすすめの買い得グレードをご紹介します。
おすすめ買い得グレード
ハイブリッド S-G 2WD 7人乗り(344万円)
優れた経済性:ハイブリッドシステム
パワーユニットはハイブリッドシステムをおすすめします。
ヴォクシーのような車重のあるミニバンは、一般的にガソリンの消費量が多くなりがちですが、ヴォクシーのハイブリッドシステムはクラストップレベルの低燃費性能(2WD車でWLTCモード23.0km/L)を誇ります。
車両価格はガソリン車より高くなりますが、購入時には自動車重量税が免除され、自動車税環境性能割も非課税となるため、初期費用を抑えられます。もちろん、日々の燃料費も大幅に節約できるため、長期的に見れば経済的なメリットは大きいでしょう。
また、ハイブリッド車のS-Gグレードにオプションでアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)を設置できます。これにより、災害による停電時やアウトドアなどで、車両を電源として合計1500W以下の電化製品を使用できるのは大きな魅力です。万が一の備えとしても心強い機能です。
価格と装備の好バランス:「S-G」グレード
ハイブリッド車の中でも「S-G」グレードは、上位グレードの「S-Z」と比較して約30万円価格が抑えられています。
「S-Z」はより豪華な内外装や先進機能が魅力ですが、「S-G」でも日常使いには十分な快適装備や安全機能が標準で備わっており、コストパフォーマンスに優れています。
細部の加飾や特定の先進機能に強いこだわりがなければ、「S-G」で必要十分でしょう。
快適な7人乗りキャプテンシート
7人乗り仕様を選ぶと、2列目シートが独立したキャプテンシートになります。これにより、乗員は隣を気にすることなくゆったりとリクライニングしたり、シートをロングスライドさせたりしてくつろぐことができます。
また、左右独立してスライドできるため、乗車人数や荷物の量に応じた柔軟な荷室レイアウトが可能となり、日常の使い勝手が格段に向上します。
以上の点から、経済性、装備、実用性のバランスを重視するなら、ヴォクシーの「ハイブリッド S-G 2WD 7人乗り」はおすすめの買い得グレードと言えます。
ヴォクシーのリセールバリュー
ヴォクシーは、中古車市場においても高い人気を維持しており、リセールバリューが期待できるミニバンの一つと言えます。現行モデルは2022年に発売された比較的新しいモデルですが、そのリセールバリューの高さにはいくつかの明確な理由があります。
1. 歴代モデルから続く高い人気と実績
ヴォクシーは、優れた燃費性能に加え、広々とした室内空間や多彩なシートアレンジといった実用性の高さが評価され、歴代モデルを通じて多くのユーザーに選ばれ続けてきました。
特に、ノアと比較して、存在感のある大型フロントグリルやエアロパーツを標準装備したスポーティな外観デザインは、ミニバン市場の中でも際立った個性を放ち、高い人気を獲得しています。
2. ミニバン市場における優位性と信頼感
一般的に、ファミリー層からの安定した需要があるミニバンは、他のボディタイプと比較してリセールバリューが高い水準を保つ傾向にあります。
その中でもヴォクシーは、長年にわたる販売実績と改良を重ねてきたことによる品質への信頼感、そして幅広い層からの高い支持が、中古車市場における価値を安定させています。この確固たる市場評価が、ヴォクシーのリセールバリューを支える大きな要因となっています。
3. パワートレイン別のリセール傾向
ハイブリッド車
クラストップレベルの低燃費を実現するハイブリッド車は、燃料費の高騰が懸念される昨今において、中古車市場でも特に人気が高いです。競合するミニバンと比較しても燃費性能で優位性があるため、需要が安定しており、高いリセールバリューを示す傾向にあります。
ガソリン車
ハイブリッド車に比べて車両価格が抑えられているガソリン車も、中古車市場では手頃な価格帯のミニバンとして根強い人気があります。そのため、こちらも安定したリセールバリューが期待でき、需要の高まりから中古車価格も堅調に推移しています。
これらの要因から、ヴォクシーは中古車としての再販価値が高く、購入後の資産価値を重視するユーザーにとっても魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ヴォクシーの購入時にかかる費用
購入時に掛かる金額は、車両本体価格だけではありません。乗り出しには、税金や諸経費も別途支払いが必要です。
例として、おすすめ買い得グレード「ハイブリッド S-G 2WD 7人乗り」では、車両本体価格が344万円、税金・諸費用は11万170円、合計355万170円です。
税金・諸費用の内訳(東京地区の参考額)は以下のとおりです。
| 項目 | 価格 |
|---|---|
| 自動車税種別割 | 2万7000円 |
| 自動車税環境性能割 | 0円 |
| 自動車重量税 | 0円 |
| 自賠責保険料 | 2万4190円 |
| 販売諸費用 | 5万8980円 |
| 合計 | 11万170円 |
ハイブリッド車の場合、ガソリン車と比べて諸費用が安くなります。
ガソリン車(S-G 2WD)の購入時にかかる自動車重量税4万9200円と、自動車税環境割7万5800円の合計が免除されるので、ガソリン車より税金諸費用が12万5000円安くなります。
したがって、「ハイブリッド S-G 2WD(344万円)」と「ガソリン S-G 2WD(309万円)」の価格差35万円は、27万6610円に圧縮されます。
ヴォクシーの評価・おすすめの人・試乗のポイント
最後にヴォクシーの評価やおすすめの人、試乗のポイントを整理しました。
〇ヴォクシーの良い点
・迫力あるフロントマスク、エアロパーツ
・ハイブリッド車が低燃費
・2列目キャプテンシートとストレート超ロングスライド
・Toyota Safety Senseによる安全性能
×ヴォクシーの気になる点
・ハイブリッド車と比べて差のあるガソリン車の燃費
・エアロパーツ標準装備によりエントリー価格はノアより高め
ヴォクシーはこんな人におすすめ
大きすぎず取り回しの楽なミニバンが欲しい人
「ミニバンは大きくて運転が大変そう」と感じている方にも、ヴォクシーはおすすめです。
一見すると堂々としたサイズ感ですが、ヴォクシーの全幅は1730mm。これは一般的な5ナンバーサイズ枠のクルマより少し広い程度で、日本の道路事情でも扱いやすい設計です。
また、高いアイポイントと大きなガラスエリアによって前方や周囲の視界が非常に良好なため、運転席からの見晴らしが良く、車両感覚を掴みやすいのが特徴です。
さらに、ボディ形状がスクエアなので車両の四隅が見切りやすく、狭い道でのすれ違いや駐車時にも安心して運転操作ができます。
ミニバンであっても個性を大事にしたい人
「家族のためのミニバンでも、自分のこだわりや個性を表現したい」という方にこそ、ヴォクシーは強くおすすめできます。
姉妹車であるノアが王道で落ち着いたデザインなのに対し、ヴォクシーは大型のフロントグリルやシャープなヘッドライトなど、アグレッシブで先進的な外観デザインを纏っています。その佇まいは、他のミニバンとは一線を画す独自の存在感を放っており、街中でも目を惹きます。
画一的なデザインになりがちなミニバンの中で、ひときわ強い個性を求める方、そして所有する喜びを感じたい方にとって、ヴォクシーは満足感の高い選択となるでしょう。
経費を抑えたいので燃費のいい車が欲しい人
日々の維持費、特にガソリン代を少しでも抑えたいと考える堅実な方にも、ヴォクシーは適しています。
特にハイブリッドモデルは、WLTCモード燃費で23.0km/L(2WDの場合)という優れた低燃費を達成しています。これは、ガソリンエンジンを搭載したコンパクトカーに匹敵するほどの数値であり、車体の大きなミニバンでありながら月々のガソリン代を大幅に節約できます。
加えて、ハイブリッド車は購入時にかかる環境性能割が非課税となり、自動車重量税も免税されるなど、税制面での優遇措置も受けられます。
販売店で試乗するときのポイント
ヴォクシーの購入を検討するなら、カタログだけでは分からない乗り心地や操作性を体感するために、販売店での試乗は欠かせません。
試乗する際には、運転席に座って実際にシート合わせをしてみましょう。特にミニバンが初めての人は、視界の高さや車のサイズ感を体験する必要があります。実際に運転してみて、交差点での右左折や、可能であれば駐車なども試させてもらい、ボディサイズに対する取り回しのしやすさを実感してください。
ヴォクシーにはハイブリッド車とガソリン車があります。もし両方の試乗車があれば、ぜひ乗り比べてみてください。
年間の走行距離や主な使用状況(街乗り中心か、長距離移動が多いかなど)を考慮し、どちらのパワートレインがご自身のカーライフに合っているか、価格差も踏まえて検討しましょう。走行距離がそれほど多くない方や、車両価格を抑えたい方は、ガソリン車のキビキビとした走りに満足できるかもしれません。
試乗で得た気づきを元に、改めてグレードやオプションを検討することで、より納得感のある選択ができ、購入後の「こうすれば良かった」という後悔を減らすことができるでしょう。
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【筆者:ブラックビーン カメラマン:堤 晋一/茂呂 幸正/MOTA編集部】
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一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
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一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。




























