チャレンジングな姿勢がホンダらしかった! 一代限りの一風変わったホンダ車3選

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今でも新型ステップワゴンなど他社とは違ったアプローチでホンダらしいこだわりのモデルが登場してきているが、かつてはもっと一風変わったホンダ車が多く存在していた。今回はそんな一代限りの変わったクルマを紹介しよう。
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  1. 前席に3人乗れた3×2ミニバン! エディックス(2004年〜2009年)
  2. 大柄ボディと低床プラットフォームで室内の広さはバツグン! エリシオン(2004年〜2013年)
  3. 家族向け軽自動車の先駆け的存在! ゼスト(2006年〜2012年)

前席に3人乗れた3×2ミニバン! エディックス(2004年〜2009年)

前3席、後3席の6席が独立し、センターシートがロングスライドする3×2ミニバンとして2004年に登場したエディックス。

フロントセンターシートにもISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー+テザーアンカーや前列中央席用SRSエアバッグを採用するなど使い勝手や安全性も考慮した作りになっていた。

子どもの乗車も考慮した設計で、前席に親子3人で乗れるなど新たなドライブシーンを作り上げた。しかし、3×2のコンセプトは日本人の生活スタイルに合わず、排気量も前期型は1.7リッターと中途半端なもの、後期型では2.0リッターや2.4リッターと大排気量で税金が高額になってしまうことからユーザーに受け入れられず、フリードに統合されてしまったモデルだ。

大柄ボディと低床プラットフォームで室内の広さはバツグン! エリシオン(2004年〜2013年)

エリシオンはオデッセイよりもひと回り大きいサイズで「新世代プレミアム8シーター」をコンセプトに開発された。

エンジンは2.4リッター直4と3.0リッターV6の2種類が用意され、その後追加されたプレステージグレードには3.5リッターV6エンジンが搭載されミニバン最高値となる300馬力(FF)を達成した。

3列シートすべてに上質を追求し、低床などの独自のプラットフォーム技術を採用することで、ゆとりのある室内空間と低重心化による安心感のある上質な走りや乗り心地を実現。

11万台を売り上げたが、ライバル車種であるトヨタ アルファード/ヴェルファイアには勝てず、5代目オデッセイと統合される形で日本市場での販売が終了した。

家族向け軽自動車の先駆け的存在! ゼスト(2006年〜2012年)

ホンダの軽自動車といえば、今ではスーパーハイトワゴンのN-BOXが真っ先に浮かぶだろうが、これまでもライフやザッツなどのハイトワゴンもいくつか出していた。そんなライフの派生車種として2006年に登場したのがホンダ ゼストだ。

日常のショッピングや週末のレジャーなどさまざまなシーンで、パーソナルな使い方のみならず、家族での使い方まで幅広い用途に応えることができる軽乗用車を目指した。

「乗り降り自在な車内」をコンセプトに開発されており、高い室内高を誇っているため荷物の積み下ろしがしやすい。また、軽自動車として初めてサイドカーテンエアバッグを装備したことでも知られている。

通常タイプとスポーツタイプのグレード構成が特徴的で、走行性能の高さなどから一時はライフに迫る人気を誇っていた。

しかし、はじめに触れたように居住性を高めたスーパーハイトワゴンが人気になるにつれてゼストの販売は伸び悩んでしまい、後継車種のN-ONEに譲る形で一代で終了してしまったモデルだ。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

ホンダ/エディックス
ホンダ エディックスカタログを見る
新車価格:
209万円246.4万円
中古価格:
25万円89.8万円

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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