SUV×クーペが2代目に進化|BMW 新型X4が日本デビュー
- カメラマン:オートクワン編集部、ビー・エム・ダブリュー
スポーツ・アクティビティ・クーペのX4が生まれ変わった
BMWは2018年9月6日、プレミアム・ミドル・クラスSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)であるX4の新型モデルを発表した。販売も同日より開始される。
新型BMW X4は、先代モデルからホイールベースを55mm延長することで、クーペラインの優雅さを際立たせると共に、大型化したキドニーグリルと深く刻まれたプレス・ラインにより、低重心で存在感のあるスタイリングへと一新した。特にリヤのデザインは、新型BMW X4専用に設計された細長く立体的なLEDテールランプに、大胆かつ力強く彫り込まれたテールゲート、両サイドに装備されたエキゾーストパイプにより、パワフルなデザインとなっている。
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内装は、より上質なインテリアを備えることでラグジュアリーな空間を実現している。マット感のあるガルバニック加工が施されたボタンは、洗練された見た目だけでなく触り心地まで上質さにこだわり、センサテック・ダッシュボードと共に高級感を演出している。さらに、より柔軟に体を包み込むヴァーネスカ・レザー仕様のスポーツ・シートを採用することで、悪路でも疲れにくく快適な座り心地を実現する。
すでに海外では試乗会が開催
なおこの新型X4だが、すでに海外では試乗会が開催されている。実際の走りの様子も合わせてチェックしてほしい。
BMW X4車両情報
グレードと価格
・BMW X4 xDrive30i:¥7,640,000
・BMW X4 xDrive30i M Sport:¥8,140,000
・BMW X4 M40i:¥9,770,000
※価格はいずれも消費税込み。
※ハンドル位置はいずれも右。
主要諸元
BMW X4 xDrive30i
・ボディサイズ:全長4,760mm×全幅1,920mm×全高1,620mm
・ホイールベース:2,865mm
・車両重量:1,840kg
・車両総重量:2,115kg
・排気量:1,995cc
・エンジン形式:直列4気筒ガソリンエンジン
・最高出力:252PS(185kW)/5,200rpm
・最大トルク:350Nm/1,450-4,800rpm
・燃料消費率13.4km/L。
BMW X4 M40i
・ボディサイズ:全長4,760mm×全幅1,940mm×全高1,620mm
・ホイールベース:2,865mm
・車両重量:1,870kg
・車両総重量:2,145kg
・排気量:2,997cc
・エンジン型式:直列6気筒ガソリンエンジン
・最高出力:360PS(265kW)/5,500rpm
・最大トルク:500Nm/1,520-4,800rpm
・燃料消費率:10.9km/L。
BMW X4ってどんなクルマ?
BMW X4 M40iはサーキット走行を想定した高性能ぶり
新型BMW X4は、3リッター直列6気筒ガソリンエンジン搭載のBMW X4 M40i、2リッター直列4気筒ガソリンエンジン搭載のBMW X4 xDrive30i、というラインアップ構成になる。
特にBMW X4 M40iは、サーキット走行を想定したBMW Mモデルと、実用性の高さをより重視したBMWモデルの中間に位置付けられ、高いスポーツ走行性能と実用性を兼ね備えているのが特徴。最高出力360PS(265kW)/5,500rpm、最大トルク500Nm/1,520-4,800rpmを発揮し、0-100km/h加速は4.8秒を実現している。
なお新型BMW X4には、3年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されている。この「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」は、2016年よりBMW全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージであり、顧客に対してより安心なドライブを提供している。
部分自動運転を可能としたセグメント最高レベルの安全機能・運転支援システム
ドライビング・アシスト・プラス
新型BMW X4に搭載されたドライビング・アシスト・プラスは、BMW最新の安全機能・運転支援システムである。ルームミラー内にステレオカメラを内蔵し、さらに、ミリ波レーダーセンサーを前方に3基、後方に2基装備することにより、日常走行域での急停止や飛び出し等を瞬時に検知し警告すると共に、夜間や悪天候下でも安定して周囲を警戒し、安全をサポートする。
また、高速走行時や渋滞時に安定した走行を継続しやすいようにサポートする機能も装備され、安全性と利便性を向上させている。
ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
フロントウインドウに設置されたステレオカメラが車線および前方車両を検知し、ステアリングに操舵力を加えることで高速走行時に車線の中央付近を走行しやすいようにサポートを行なう。また、渋滞時は先行車追従走行をサポートし、走行時の安全性と利便性を向上するなど、将来完成する自動運転技術を部分的に実現している。
アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクション
ボディサイドの前後左右に設置された4つのセンサーが車両側面の交通状況を監視し、隣車線で走行する車両が自らの車線に入ってくるなど側面衝突の危険性が高まった場合には、ステアリング操作に介入し衝突を回避する。
後車追突警告
リヤバンパーに組み込まれたセンサーが後方のクルマを監視し、衝突の危険がある場合にはハザードフラッシュを点灯し、後続車のドライバーに注意を促す。衝突の危険性が高まった際には、アクティブプロテクションの全ての機能が作動し、万が一の時の衝突に対して乗員を保護する。
クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)
駐車スペースからクルマを動かす場合や、視界の悪いT字道路などで横切る車両や歩行者などとの衝突の危険を検知した場合に、コントロール・ディスプレイに警告表示を行ない、ドライバーに注意を促す。
ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
任意の速度をベースに、前方の車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行い、低速走行時には車両停止まで制御を行なう。
レーン・ディパーチャー・ウォーニング
車線からクルマが逸脱しそうになると、ステアリングホイールを振動させてドライバーに警告を促す。それでも反応がなく、そのまま車線を越えた場合には、ステアリング操作に介入し車線復帰をサポートする。
レーン・チェンジ・ウォーニング
リヤバンパーに組み込まれたセンサーが、ドライバーから死角になる左右後方の車両や、追い越し車線上を急接近してくる車両を認識しドライバーに警告する。また、ドライバーがシステムによる注意喚起に対し反応なく、そのまま車線を越えた場合には、ステアリング操作に介入し、車線復帰をサポートする。
前車接近警告機能
前車に追突する危険性が高まった際に、ドライバーに警告を発する。
衝突回避・被害軽減ブレーキ
追突が不可避な場合に、システムが自動的にブレーキをかけて衝突を回避・被害の軽減を図る。また、歩行者検知機能の採用により、歩行者への接近に対しても、ドライバーへの警告と衝突回避・被害軽減ブレーキを作動させる。
アクティブ・プロテクション
衝突などの危険回避が不可能な場合に、シートベルトの締め付けを強め、また、ウインドウとサンルーフを自動で閉めることにより、乗員を保護する。
BMWコネクテッド・ドライブについて
BMWコネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をITネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013年に輸入車として初めて導入された。
また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。
さらに2018年8月には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「BMW Connected」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わった。
BMW M社(M GmbH)について
ドイツBMW本社を親会社とするBMW M社(1972年設立)は、モータースポーツによって培った技術を基に3つの事業分野を提供している。
1つがBMW Mモデル等の高性能モデル、および、M Sportなどに採用される専用部品の開発である。2つ目が市販モデルには設定の無い特殊なカラーや素材、装備などを使用した特別注文プログラム「BMW Individual」による車両の製造。3つ目が2輪および4輪のBMWドライビング・エクスペリエンスのカリキュラム開発および実施である。
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