BMW X3 試乗レポート(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:小宮 岩男 / オートックワン編集部
どこから見てもBMW
さて今回は、先達て登場したアウディ Q5の続編ということなので、Q5とズバリ比較してみたい。
X3のボディサイズは、全長4,585mm×全幅1,855mm×全高1,675mm。対してQ5は、全長50mm×全幅45mm大きく、全高15mm低い。
ここでいちばん気になるのは、全幅の差だ。Q5は1,900mmに突入してしまっている。
日本の交通事情を考えると結構大変かも・・・というのが正直なところ。特に都会派コンパクトプレミアムSUVカテゴリーのクルマが、日常使いされるようなシチュエーションの道は、狭いところも多いのだ。
さらに駐車場がまた問題となる。両者ともに大型立体駐車場でないと入らないのは言うまでもないが、最近の駐車場は全幅1,900mmまで入るところも増えている。Q5でもギリギリ入ることは入るが、例えば自宅の車庫が1,900mm以下という規定だった場合は、慣れているとはいえども毎回ちょっとだけドキドキしてしまうものではないだろうか。
たった5cm、されど5cm。制約のあるところに止めるとなると、この5cmが予想以上に効いてくるように思う。 またお出かけ先で駐車するなんていうときは、隣のクルマとの間隔が気になるところで、車庫入れが苦手な人が多いのにも関わらず、街中に出掛けることが多い女性にとっては、これまたこの5cmが効いてくることもあるのではないかと思うのだ。
ということを総合すると、日本の場合この全幅1,900mmというのが、駐車場にしても道路にしても、ひとつの基準になっているように思える。
X3は言ってみれば都会にピッタリサイズと言っていいだろう。
さて、デザインだが、どこから見てもBMWなのは言うまでもない。というか私たちの頭の中には、BMWと言えばキドニーグリル的なイメージが刷り込まれているので、これを見ただけでBMWのクルマだと神経回路がつながる仕組みになっている。
ブランドのアイデンティティがしっかりと際立っているというのは、やはりいいこと。ブランドがそれだけ責任を自覚しているという保証書のひとつだと思えるからだ。そしてもうひとつ、BMWと言えば駆けぬける歓びというキャッチフレーズもすぐに浮かんでくるのだが、これをSUVに置き換えるとどうなるのだろう・・・?と思ったとき、背が高いSUVだってオンロードをセダン並みに快走できますよ!というよくありがちなものではなく、どんな道だって歓びを感じながら楽しく走れますよ!
これこそが、新しいBMWの提案なのです!ということではないのかな?と思えたのだ。
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