試乗レポート

BMW 2シリーズ M235i クーペ[6MT] 試乗レポート／岡本幸一郎(2/3)

公開日:2014/05/03 10:00 最終更新日:2014/05/03 10:00

筆者：岡本幸一郎
カメラマン：島村栄二

BMW 2シリーズ M235i クーペ[6MT／ボディカラー：エストリル・ブルー] 試乗レポート／岡本幸一郎　1

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BMW 2シリーズ M235i クーペ[6MT／ボディカラー：エストリル・ブルー]

後席の居住性が向上しラゲッジ容量も拡大

インテリアはスポーティなデザインで、機能的でもある。

後席は2人掛けで、従来の1 シリーズクーペに対してレッグルームが21mm 拡大している。

フロントドアが大きく開き、ボタン操作ひとつでフロントシートが自動的に前方へスライドする機能も付くため、乗降にそれほど不自由さは感じない。

ただし、前で述べたルーフの形状が流麗になった影響か、ヘッドクリアランスに余裕はなく、身長172cmの筆者が座ると頭頂部が触れてしまう。とはいえ小柄な人なら問題ないし、そこを追求したクルマではないだろうから、これでよしとしたい。

加えて、後席乗員用のヘッドレストや3点式シートベルトはいうまでもないが、エアコン送風口や中央に大きなアームレストも用意されており、乗り込んでしまえば快適性は高い。

トランクのフードを開けると、横方向があまり大きくなく、ゴルフバッグを積むのにはあまり適さなさそうに見えたが、1シリーズクーペに対して20リットルの拡大となる390リットルを確保しており、容量としては十分といえる。

装備面では、iDriveナビゲーションシステムをはじめ、安全装備についても、フロントウインドウに設置したカメラを用いた衝突回避・軽減ブレーキなどを備える「ドライビング・アシスト」や、車載通信端末によって万一の際に車両の状況や位置情報を送信する「BMW SOSコール」といった、金額にすると小さくないであろう有益な装備が標準で付くのもありがたい。

[次ページに続く]

4シリーズよりもさらに一体感のある走り

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筆者岡本幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

監修者樺田卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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