BMW 2シリーズ M235i クーペ[6MT] 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
ルーフからリアエンドにかけてのフォルムが美しい
クーペ系モデルには偶数のシリーズ名を与えることとしたBMWが、6シリーズ、4シリーズに続いて、新たに2シリーズを追加した。これにより、ついに1、2、3、4、5、6、7のシリーズがつながったラインアップとなった。
将来的にはカブリオレやグランクーペなど、いろいろな展開もありうるかもしれないが、まず登場したのはベーシックな屋根付きの2ドアクーペ「BMW 2シリーズクーペ」だ。
位置づけとしては従来の1シリーズクーペの後継モデルであり、内容的には既報のとおり現行1シリーズがベースとなっているが、そのどちらともかなり雰囲気が異なるというのが第一印象。現行1シリーズに対しては、ずっとスタイリッシュに見えるし、従来型の1シリーズクーペに対しては大幅に上級移行したように思える。ひとまずはなかなかよさそうだ。
6気筒+6速MTも選択可能!
日本導入モデルのエンジンは、2リッター直4ターボと3リッター直6ターボの2本立てで、後者は8速ATだけでなく6速MTも選べる。
価格は、「220iクーペ スポーツ」の444万円から、「M235iクーペ」の598万円までとなる。 ざっくり同等グレードの現行1シリーズより約50万円高く、兄貴分の4シリーズ クーペよりも約50万円安いという感じだ。従来の1シリーズクーペの時代と、税率の違いを考えると大差ないといってよいと思うが、内容の充実ぶりは大きなものであることを、まずお伝えしておこう。
フロントマスクも、かなりチャレンジングなハッチバックの1シリーズに比べると常識的なものとなった。スポーティでかつラグジュアリー感も備えている。
さらに、従来の1シリーズクーペでは、ルーフからCピラーが唐突に落ちている印象があり、角度も起き気味で、いまひとつ美しくなかったルーフからリアエンドにかけてのフォルムが、新型2シリーズクーペではいかにもクーペらしく流麗に流れているところもよい。
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