魅惑の存在感、きらめくフレンチSUVの実力を試す|DS3クロスバック試乗(1/4)
- 筆者: 内田 俊一
- カメラマン:MOTA編集部
デザインコンシャスで不思議な魅力
言葉にできない存在感を醸し出すフレンチSUV
全長4120mm、全幅1790mm、全高1550mmというボディサイズを持つDS3クロスバック。競合となるアウディ Q2(全長4200mm、全幅1795mm、全高1500-1530mm)やルノー キャプチャー(全長4135mm、全幅1780mm、全高1585mm)などと比較すると若干小さめのボディサイズだが、その存在感はかなりのものである。
その存在感の理由は、どこにあるのだろう。
細かく見ていくと、それはDSウイングやマトリクスLEDビジョンなどを配したフロント周り、そしてサイドの特徴的なシャークフィンなどが醸し出している“不思議な印象”からきていることがわかる。
”不思議な印象”の正体とは
アイライナーのように顔を際立たせるDSウイング
DSウイングとは、フロントグリルを囲むクロームから左右に翼のように伸びている部分を指し、ヘッドライトのすぐ下とバンパーの2カ所にある。また、そのグリルは立体的に作られており、それをさらに強調するようなクローム装飾が施されている。これらは昨年発売されたDS7クロスバックとも共通のモチーフである。
瞳の中のきらめき、DSマトリクスLEDビジョン
DSマトリクスLEDビジョンは、外側の3灯がロービームモジュール、内側の長方形に見えるモノがハイビーム用のモジュールだ。常時ハイビームで走っても他のドライバーを幻惑しないシステムとなっている。ハイビーム用モジュールには15個のLEDが入っており、それぞれが独立して点灯消灯する。フロントウィンドウの上についているマルチパーパスカメラによって先行車や対向車の状況を解析し、その部分だけLEDを消灯させる仕組みだ。その下にある縦型のデイライトはDSブランドのトップインスピレーション(内装バリエーションを指す名称)、オペラに使われているパールステッチをモチーフにしている。
ボディに埋め込まれた、フラッシュサーフェスドアハンドル
サイドビューのシャークフィンはDS3から継承されたモチーフだ。また、ドアハンドルをボディに埋め込み、フラッシュサーフェス化したのはCセグ、Dセグ含めて初めての仕様だろう。
これはスマートキーを進化させたプロキシミティスマートキーと呼ばれるものを持つことで可能になる。キーとクルマとの距離によってドアのロックアンロック等々のコントロールをすることをメインとして機能する。
フラッシュサーフェスドアハンドルは通常ドアロックがかかっている状態では格納されているが、ドライバーがキーを持って近づいて行くとせり出し、同時にアンロックされる。この発信機はドアのハンドル部分やリアゲートについており、1.5m以内に近づくとアンロック。もちろんドアハンドルを押すことでのマニュアル操作も可能だ。乗り込んですぐにスタートしない場合でも3分経つと自動的にドアハンドルは格納される。クルマを発進させ3km/h以上になった時点でドアハンドルは格納される。また、クルマから降りる場合にはキーが2m以上離れた時点で警告音と共にドアがロックされる。
>>ルーブル美術館がモチーフ、趣向を凝らしたインテリア[次ページへ続く]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。