新車値引きが大きい時って何かワケがあるの?
- 筆者: 清水 草一
新車値引きが大きい時って何かワケがあるの?
値引きが予想以上に高いとなぜか疑心暗鬼になりますが、素直に喜んでいいのでしょうか(クラモチ)
其の疑問、MJブロンディがお答えいたします!
もちろん喜んでいいです!新車というものは、中古車と違って出所がハッキリしています。
ディーラーも、損になってまで売ることはありません。つまり値引きが大きいということは、買う側も売る側もハッピーだということです!
たとえば期末、ここであと1台売ればメーカーから報奨金がドバッと出る・・・というような場合、思い切った値引きをすることもあります。
その1台では赤字だけれど、トータルでは大きな報奨金が入るからいい、という経営判断です。だから、値引きが大きいからと言って疑心暗鬼になる必要はないんです!
クラモチさんは、「こんなに安くするのは、ワケアリだからじゃないか」と思っているのでしょう。ディーラー勤務経験が豊富な弊社スタッフ・マリオ高野は、「新車の場合、ワケアリを黙って売ることはまず考えられない」と断言します。
「いわゆるワケアリというと、長期在庫車や展示車くらいですが、お客さんにそれを隠すようなことは決してなく、逆にセールスマンは値引きの材料として積極的に使います。『これでしたらもっと勉強できますが、いかがでしょう』という感じです」(マリオ高野)
長期在庫と言っても、近年は在庫管理が厳しくなっていて、「長くて3カ月くらい」とのことです。
もちろん、品質的にはまったくなんの問題もありません。問題があるとすれば、買う側の気持ちだけ。品質に問題がなくて安いなら、断然トクだと考えるべきです!
間もなくモデルチェンジという場合も、投げ売り的な値引きをすることがあります。
でも、買ってすぐにモデルチェンジしたとしても、そのクルマが気に入ったなら、安く買えた分トクなんです!「旧型に乗るのは絶対嫌だ」という場合は、必ずセールスマンにモデルチェンジの予定を聞くようにしましょう。
MJブロンディの「ひとりごと」
なぜ私がこんなに「新車なら品質的に問題ない」と繰り返すかと言うと、個人的に中古車マニアだからです。
中古車は1台1台コンディションが異なり、販売店もいろいろですから、ギャンブルの要素が多くなります。それに比べたら新車なんてまるでノーリスク。リスクがないなら、値引きが大きい方がいいに決まってます。
自動車評論家MJブロンディこと清水草一氏に聞きたいことを受付中!
自動車評論家、清水草一(MJブロンディ)が、みんなの疑問に面白く答えてくれる自動車用語解説。みなさんのクルマに関する疑問についてアンケートを実施しておりますので、皆さんドシドシご応募下さい!
https://service.autoc-one.jp/mypage/article/message_detail?no=112
上記URL、もしくは
「マイページにログイン」→「マイページトップ」→「マイページの最新情報」にある【アンケート】からも投稿頂くことができます。
この記事にコメントする