フォルクスワーゲン up!(アップ!)試乗レポート/吉田由美(1/2)

フォルクスワーゲン up!(アップ!)試乗レポート/吉田由美
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up!(アップ!)に見て、乗って、感じた、「!」分の遊びゴコロ

フォルクスワーゲン up!フォルクスワーゲン high up!

今、巷で熱~い視線が注がれている「フォルクスワーゲン up!」。

2011年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアを飾り、同年12月に欧州で発売を開始。そして、本国ドイツでは発売開始直後から新車販売台数クラストップを独走中なんだとか。

しかもup!の評価は欧州をはじめ、世界各国で非常に高く、今年の「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2012」をはじめ、世界各国の賞レースで数々の栄冠を手にしているという、今最も注目度の高いモデルのひとつです。

そのup!が、欧州発売から遅れること約9ヶ月。やっと日本でも発売されることになり、国内でも試乗できるチャンスが訪れました。

とはいえ、クルマを見なくても、そのネーミングだけでVWの“アソビゴコロ”と気合い、そしてVWの“未来”が託されているのがわかります。 何しろ表記で「up!」(アップ!)と、感嘆符の「びっくりマーク」(エクスクラメーションマーク)までが車名ですから!!

この「!」(びっくりマーク)にこそ、思わず「!」と感じる、いろいろな可能性が潜んでいるのです。

ローマから横浜へ

ちなみに私は、去年のイタリア・ローマでの「up!」国際試乗会にも参加しました。

しかし、ローマ市街は石畳で道が狭く、さらに渋滞が多いため、こういった新型モデルの試乗には適している場所とは言えません。なぜなら、「乗り心地が悪い」という評価が下る可能性が高いからです。

しかし、それでも敢えてVWが試乗場所にローマを選んだのは「up!」に対する自信の表れなのかもしれません。現在フォルクスワーゲンのデザインを統括しているワルター・デ・シルバ氏はイタリア・ミラノ生まれ。デ・シルバ氏が、試乗会場をイタリアに選んだのは、up!を自身の集大成と思っているのかもしれません。

フォルクスワーゲン up!フォルクスワーゲン up!

そして舞台は日本・横浜へ。

今回、日本へ導入されるのは、欧州で発売している3グレードのうち中級グレードの「move up!」2ドア、4ドアと、上級グレード「high up!」4ドアの3モデル。エンジンは新開発の1リッターのガソリンエンジンのみ。

トランスミッションも新型ですが、軽量化のため、欧州でポピュラーに使われているシングルクラッチ“ASG”を使用。そのため、ATで慣れている日本のユーザーには、2ペダルのセミオートマチックは違和感を覚える人が多いかも知れません。しかし、それも“個性”と感じられれば、さほど問題は無いでしょう。

とはいえ、シフトアップの時に感じるギクシャク感・・・、そして加速時や急こう配の場所などでは、さすがにトルクの物足りなさを感じます。

特に急こう配で加速する時にはエンジンが止まるのではないかと思うぐらい失速し、それから加速。しかし、一旦加速してしまえばその先は静かで安心なクルージングで、実に快適。

ちなみに、今回の試乗では2ドアの「move up!」でしたが、その前にも「high up!」の4ドアタイプに試乗しました。

「move up!」と「high up!」の差はタイヤのサイズとホイール。「high up!」のほうが1インチサイズアップし、素材もアルミホイールでデザインも異なります。が、高速道路の継ぎ目でひょこひょこ跳ねる感じが気になりました。

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吉田 由美
筆者吉田 由美

自動車雑誌や自動車関連ウェブサイトなどを中心に出演、寄稿しているほか、テレビ、イベント等でも幅広く活動している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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