トヨタ ヴォクシー 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
シャープになったエクステリア、燃費値も向上
ヴォクシーは若々しいイメージが受けてか、あるいはネッツ店という強力な販売網のおかげもあってか、今のところ現行型では姉妹車ノアよりもだいぶ売れている。
しかも、ZSグレードの人気がとても高く、販売の約半数を占めるほどだったという。これはヴォクシーが、よりコダワリの大きいユーザーに愛用されているという証だろう。
ただし、前期型のグリルレスっぽいクールな意匠のフロントマスクは、人気高の一方で、あまりに特徴的であるがゆえ購入検討から外したという人も少なくなかったらしく、その数はトヨタとしても想定以上だったという。また、標準系とエアロ系の差別化がちょっと中途半端という感もなくはなかった。
そこで今回のマイナーチェンジでは、まずそのあたりの意匠が見直された。フロントグリルを設け、標準系ではメッキグリルを与え、より落ち着いた印象に。
エアロ系は若者向けのアグレッシブな意匠とし、フォグランプベゼルをルーバータイプに変更。
前後ランプやバンパー、ホイールの意匠も変わった。全体としてはより精悍でシャープになったように目に映る。
エンジンについては、ZSグレードに特権として与えられていたバルブマチック仕様がようやく全車に採用された。
FF車で最高出力116kW[158ps]/6200rpm、最大トルク196Nm[20.0kgm]/4400rpmというカタログスペックは不変だが、10・15モード燃費が従来ZSの14.2km/Lから14.4km/Lに向上した。
ちなみに従来の非バルブマチック車は13.4km/Lなので、1.0km/Lも上がったことになる。
制御面では、従来に比べて性能を落とすことなく、若干トルクカーブを見直したとのこと。出足の飛び出し感が抑えられており、いい意味でやや大人しくなった印象を受ける。
また、エンジン回転の上昇が先行せず、ATのようにペダルを踏んだ量に合わせて回転が上がっていくように味付けされており、より運転しやすくなった。
全体としてはなかなか好印象の仕上がりだった。また、「このほうが燃料を無駄に消費しないので、実燃費はカタログ値の上がり幅よりも向上している」と開発者は述べている。
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