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新型車解説 2017/2/2 14:52

ヴィッツハイブリッドが遂に登場!アクアに迫る燃費となった新型ヴィッツがライバルの追撃を開始する(1/2)

ヴィッツハイブリッドが遂に登場!アクアに迫る燃費となった新型ヴィッツがライバルの追撃を開始する

遂にハイブリッドモデルが加わり、ライバルにも十分な競争力を手に入れたトヨタ 新型ヴィッツ!

トヨタ ヴィッツ/2017年1月マイナーチェンジモデル

日産 ノートにハイブリッドのe-POWERが加わって堅調に売れているが、ライバル車のトヨタ ヴィッツも2017年1月12日にマイナーチェンジを受けてハイブリッドモデルが発売された。

ハイブリッドシステムには改良を加えたものの、基本的にはトヨタのアクア、カローラアクシオ&フィールダーハイブリッドなどと共通だ。1.5Lエンジンをベースに、駆動用モーター/発電機/制御システム/ニッケル水素電池などを組み合わせる。

エンジンとモーターの駆動力を合計したシステム最高出力は100馬力で、この数値もアクアなどと等しい。最終減速比もアクアやカローラのハイブリッドと共通だ。

ヴィッツハイブリッドには、ベーシックなハイブリッドF、上級のハイブリッドU、女性ユーザーをターゲットにしたハイブリッドジュエラがあり、車両重量はFが1100kgでUとジュエラは1110kgだ。JC08モード燃費は、すべてのグレードが34.4km/Lとなる。

日産 ノートe-POWERトヨタ アクアトヨタ カローラアクシオ&カローラフィールダーホンダ フィット

同じハイブリッドシステムを搭載するアクアは、売れ筋のGやSの車両重量が1080kgで、JC08モード燃費は37km/L。ヴィッツハイブリッドはボディが20~30kg重く、空力特性やタイヤの違いもあって、燃費性能が2.6km/L下がった。比率に換算すれば約9%だ。

ノートe-POWERは、売れ筋のXとメダリストが34km/Lなので、ほぼ同じ数値。ホンダ フィットハイブリッドは、割安なFパッケージが33.6km/Lになる。ヴィッツハイブリッドの燃費にも十分な競争力があり、動力性能はアクアと同等だから、相応に活発な走りができそうだ。

駆動用電池はアクアなどと同じく後部座席の下に搭載され、荷室の容量を十分に確保した。

■トヨタ ヴィッツハイブリッド F/動力性能など 基本スペック

エンジン型式

1NZ-FXE

総排気量

1496cc

最高出力 [エンジン]

54kW(74PS)/4,800rpm

最大トルク [エンジン]

111N・m(11.3kgf・m)/3,600~4,400rpm

最高出力 [モーター]

45kW(61PS)

最大トルク [モーター]

169N・m(17.2kgf・m)

動力用主電池

ニッケル水素電池

車重

1,100kg

JC08モード燃費

34.4km/L

フロントマスクとボディサイドの造形的なバランスに違和感

トヨタ ヴィッツ/2017年1月マイナーチェンジモデル

マイナーチェンジの概要にも触れておこう。まずは外観が変わった。ブラックのフロントグリルが、従来以上に強調されている。良くいえば迫力が増して、悪くいえば少しコワイ。

客観的にいえるのは、フロントマスクとボディサイドの造形的なバランスが崩れてきたことだ。現行ヴィッツの発売は2010年12月で、この時点ではフロントマスクが比較的シンプルだった。これが2014年4月のマイナーチェンジでV字型を強調した「キーンルック」に変わり、今回の2017年のマイナーチェンジによりはさらに手が加えられた。

一方、ボディサイドは2010年からほとんど変わらず、この形状は発売当初のシンプルなフロントマスクとバランスを取っていた。となればフロントマスクを変える度に、ボディサイドとの違和感が増すのは当然だ。

トヨタ ヴィッツ/2017年1月マイナーチェンジモデル

ヘッドランプの形状も変わり、バイビームLEDヘッドランプを大半のグレードにオプション設定した。ライン状に光らせるLEDクリアランスランプ(車幅灯)もセットで装着される。テールランプの形状も変わった。

これらの変更で全長は60mm伸びて3945mmになっている。そのほかは変わらず、全幅は1695mm、全高は1500mm、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2510mmだ。

最小回転半径はガソリンエンジンの14インチタイヤ装着車が4.5m、ハイブリッドの14/15インチは4.7mだ。注意したいのはスポーティパッケージで、16インチタイヤの装着により5.6mまで拡大する。エアロパーツなどが装着されて見栄えも良くなるが、コンパクトカーにとって大切な小回り性能が悪化した。

■トヨタ ヴィッツ/ボディサイズ

全長

3,945mm

全幅

1,695mm

全高

1,500mm

ホイールベース

2,510mm

最小回転半径

4.5m(ガソリン)/4.7m(ハイブリッド)/5.6m(Sportyパッケージ)

改善の余地が多かった内装は、質感が向上

トヨタ ヴィッツ/2017年1月マイナーチェンジモデル

内装はブラウンの色彩を用意するなど、グレードによっては質感を高めた。

走行性能に関する変更では、ボディのスポット溶接箇所を増やして剛性を高め、ショックアブソーバーの構造も見直している。インパネ周辺の部材は板厚を増やすことで、ステアリングの支持剛性なども向上させた。走行安定性や乗り心地に加えて、操舵感を正確にする効果も期待される。

現行ヴィッツの発売は前述の2010年12月だ。リーマンショックの影響もあり、発売時点ではコスト低減を意識させた。取り扱いディーラーのネッツトヨタ店からは「新型ヴィッツは内装の質や乗り心地が下がり、先代型のお客様に代替えの提案ができない」という声も聞かれた。先代(2代目)ヴィッツは初代モデルを洗練させた商品で、コンパクトカーの中でも上質だったから、現行型は相対的に見劣りした。

トヨタ ヴィッツ/2017年1月マイナーチェンジモデル

そしてこの時期に発売されたコンパクトカーは、日産 マーチ、三菱 ミラージュ、先代トヨタ パッソなど、いずれも質感に不満を抱え、上質になった軽自動車への代替えを促進させた。

この時の痛手を補うために、現行ヴィッツは2012年5月に内装の質を高め、2014年4月にはフロントマスクの変更と併せて新型エンジンを搭載した。スポット溶接箇所の増加、ショックアブソーバーの改良も行っている。

つまり溶接箇所の増加や足まわりの変更は、今回で2度目になるわけだ。現行ヴィッツには、改善の余地が多かったということだろう。

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