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どっちが買い!?徹底比較 2016/12/27 17:30

“激似”対決!ルーミー・タンク・トール・ジャスティ vs スズキ ソリオ どっちが買い!?徹底比較(1/2)

“激似”対決!ルーミー・タンク・トール・ジャスティ vs スズキ ソリオ どっちが買い!?徹底比較

以前は、軽自動車と小型車ではユーザーのニーズが全く異なるとされていた。

軽自動車は税金と価格の安さ、小さなボディによる運転のしやすさがメリットで、文字通り「軽便な移動手段」に位置づけられていた。今以上に複数の車両を所有する世帯を中心に使われる傾向が強く、居住性、質感、走行性能、乗り心地などは小型車に比べて我慢を強いられた。従って小型車から軽自動車への代替えは少ないといわれていた。

ところが、1998年に軽自動車の規格が改訂されてボディサイズが現行型と同じ大きさになると、売れ行きが増え始めた。

ライバル車同士の競争も激しく、モデルチェンジの度に商品力が高まる。近年では2011年の末にN-BOXが発売されてスズキとダイハツの競争にホンダが加わり、2013年には日産がデイズで本格参入した。

商品力の向上に伴い、小型車から軽自動車に代替えするユーザーが急増した。

ダイハツトール・トヨタルーミー・タンクスズキ ソリオハイブリッド

2016年11月9日に発売されたトヨタルーミー&タンク/ダイハツトール/スバルジャスティの4姉妹車は、スズキハスラーが発売されて軽自動車の販売比率が新車販売総数の40%を超える事態になった2014年に企画されている。

ねらいは、軽自動車に代替えしようとするユーザーをコンパクトカーにとどめることだ。小型&普通車が中心のトヨタは、おそらく焦りを感じていたと思う。しかもトヨタは既にパッソ/ヴィッツ/アクア/ポルテ&スペイドをそろえていたため、新型車には既存の車種とは違う特徴を持たせたい。

開発と製造をダイハツが受け持つこともあり、同社が手掛けるブーン&パッソのプラットフォームとエンジンを使って、全長と全幅は同車に近く、天井だけが極端に高いトールを開発し、さらにOEM車としてルーミー&タンク/ジャスティを開発した。その結果、内外装から居住空間まで、ルーミー4姉妹車はスズキソリオも意識しながら開発することになった。

ここでは、外観や機能が似ているルーミー/タンク/トール/ジャスティとソリオを比べてみたい。

外観デザイン・取り回し比較/ルーミー・タンク・トール・ジャスティ vs ソリオ

両車ともに全長と全幅を小さく抑えて全高が1,700mmを上まわり、後席側のドアはスライド式だから、外観も良く似ている。

ルーミー4姉妹車のフロントマスクは、グリルの大きなルーミーと、シンプルで少しスポーティーなタンクの形状を姉妹車同士で使いまわしている。全長は両車ともほぼ等しいが、全幅はソリオが45mm狭い。

最小回転半径はルーミー4姉妹車が4.6m(14インチタイヤ装着車)、ソリオは4.8mで少し大回りだが、全幅の違いで取りまわし性はソリオが少し優れている。サイドウインドーの下端は両車とも低めに設定され、水平基調のボディスタイルだから視界は同等になる。

勝者:ソリオ

ダイハツ タンクカスタムダイハツ タンクカスタムダイハツ タンクカスタムダイハツ タンクカスタムダイハツ タンクカスタム
スズキ ソリオ バンディットハイブリッドスズキ ソリオ バンディットハイブリッドスズキ ソリオ バンディットハイブリッドスズキ ソリオ バンディットハイブリッドスズキ ソリオ バンディットハイブリッド
トヨタ ルーミートヨタ ルーミートヨタ ルーミートヨタ ルーミートヨタ ルーミー
スズキ ソリオハイブリッドスズキ ソリオハイブリッドスズキ ソリオハイブリッドスズキ ソリオハイブリッドスズキ ソリオハイブリッド

内装・インテリア比較/ルーミー・タンク・トール・ジャスティ vs ソリオ

ダイハツ トール Gスズキ ソリオ バンディットハイブリッド

内装のデザインは、後から登場したルーミー/タンク/トール/ジャスティが凝っている。

インパネは樹脂製だが、ステッチ風の処理を施してシボ(表面の模様)も革風だから、触らないと合成皮革を使っているように見える。ATレバーが収まるインパネの中央付近も、ルーミー4姉妹車は見栄えが良い。

視認性や操作性は同等だ。ATレバーとエアコンのスイッチをインパネの中央に並べた配置も良く似ている。

ルーミー4姉妹車では、ドライバーが背筋を伸ばして運転席に座った時、チルトステアリングの角度が足りずハンドルが十分に上を向かない印象だが、さほど不満はない。

勝者:ルーミー・トール4姉妹車

居住性比較/ルーミー・タンク・トール・ジャスティ vs ソリオ

ダイハツ トール Gダイハツ トール Gスズキ ソリオ バンディットハイブリッドスズキ ソリオ バンディットハイブリッド

前席の居住性はほぼ同じ。シートの座り心地も同等と考えて良い。

コンパクトカーとしては背もたれが比較的高く、座面のサイズや柔軟性を含めて両車ともに不満はない。

明らかに異なるのは後席だ。ルーミー4姉妹車は床と座面の間隔が不足気味で、座面の角度は水平に近い。そのために足を前方に投げ出す座り方になる。またソリオに比べると座面の柔軟性が乏しく、平板な印象だ。シートの骨格を共通化したタントと同様の座り心地になる。

ソリオは逆に腰が少し落ち込むが、ルーミー4姉妹車に比べるとボリューム感があって快適だ。両車ともに頭上と足元の空間は広いが、座り心地はソリオが快適だ。

勝者:ソリオ

乗降性比較/ルーミー・タンク・トール・ジャスティ vs ソリオ

ダイハツ トール Gスズキ ソリオ バンディットハイブリッド

両車ともにドアは前席が横開き式、後席はスライド式になる。

前席の乗降性はほぼ同じだが、後席には少し差が生じた。

路面からスライドドア部分までの床面地上高は約360mmで同程度だが、開口幅はルーミー4姉妹車が約600mm、ソリオは640mmになる。

若干ではあるがソリオの方が乗り降りがしやすい。

勝者:ソリオ

荷室比較/ルーミー・タンク・トール・ジャスティ vs ソリオ

ダイハツ トール Gダイハツ トール Gスズキ ソリオ バンディットハイブリッドスズキ ソリオ バンディットハイブリッド

荷室の広さは両車ともに同程度だが、後席の畳み方が異なる。

ルーミー4姉妹車は、タントやスズキスペーシアと同様の畳み方で、後席の背もたれを前に倒し、さらに床面へ落とし込む。ソリオはワゴンRと同様で、後席の背もたれを前に倒すと座面も連動して下降し、フラットで広い荷室になる。

ソリオは手軽に使えるが、荷室の高さはルーミーに余裕がある。リアゲートの開口下端部分の地上高も、ルーミーが537mm、ソリオは665mm。重い荷物を積む時など、ルーミー4姉妹車の地上高が約130mm低いから使い勝手が良い。

荷室開口部の高さもルーミーはソリオを120mm上まわる1080mmだ。ソリオには後席を簡単に畳める手軽さはあるものの、大きな荷物を積む時の使い勝手はルーミー4姉妹車が優れている。

勝者:ルーミー・トール4姉妹車

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