ソウル・モーターショー2011 ヤバイぜ コリアンパワー!(1/4)

ソウル・モーターショー2011 ヤバイぜ コリアンパワー!
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遂にハイブリッド時代に突入か?

震災まっただ中の4月1日、韓国の首都、ソウルでモーターショー2011がスタートした。今年で8回目であり、南の玄関口である釜山モーターショーとは1年ごとの交互開催だから始まってざっと16年。かなりの歴史を持つ。

ところが正直、不肖小沢コージは今まで来たことがなかったし、過去日本人は少なかったという。しかし、今年はプレスデイに行ったこともあり、会場内でチラホラ日本語が飛び交う。

そう、今、韓国自動車産業は急速に「日本にとってちょっと強力過ぎるライバル」になりつつあるからだ。

まず06年にはホンダを抜いて世界6位の自動車メーカーとなった韓国ナンバーワンメーカーのヒュンダイ自動車は、09年にはルノー日産を抜いて世界4位の企業に成長。

昨年2010年のグループ全体の生産台数は575万台と、ぶっちゃけアジアではトヨタの次に多い。

なによりも気になるのは急速な品質向上と政治力だろう。09年にヒュンダイ・ジェネシスが初めて北米カーオブザイヤーを取ったことからも分かるように、韓国車は今急速にクオリティアップを果たしており、加え、得意の政治力だ。

昨年のEUに引き続き、アメリカともFTA(自由貿易協定)を結び、今年から段階的に関税を引き下げ、最後はなくなる。

過去、EUに自動車を入れる際には10%の関税がかかっていたが、それが無くなるのだ。比べると日本は相変わらずFTAを結べてないから、同じ価格のクルマを入れたとして、日本車の方が確実に高くなる。

今まで「安くて壊れない」を売り物としていた日本車にとって大打撃なのは明白だ。よってこのソウル・モーターショーにも危機感バリバリの日本人関係者が殺到しているのである。

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小沢 コージ
筆者小沢 コージ

横浜市出身。バラエティ自動車ジャーナリスト。自動車メーカー、「NAVI」編集部員を経てフリーに。現在、雑誌やネットに多数連載。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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