関口雄飛選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(3/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
ドライブ?絶対しません!
―チューニングにも興味ないんですか?
昔BANDOH(レーシングプロジェクト・BANDOH。GT300クラスに参戦するレーシングチーム)で乗ってた時は、ウインダムにメッキホイールを履かせて、車高下げて、エアロ付けたものに乗ってたんですよ。だけど圧倒的に乗り心地が悪くなって、もう今はノーマルしか嫌ですね。当時は18歳でしたから、若かったな、と。
―今でも充分お若いですが・・・では普段ドライブとかもしないんですか?
絶対しないですね。
―言い切った!彼女とのデートでも?
クルマを出すことはありますけど、ドライブだけを目的にすることは100%ないですね。
―クルマに乗ることによってドライビングのセンスを磨いたり、とかもないんですね。
絶対ないです。というのも、レースとは車両自体が違います。両方がリンクするところはないと、僕は思います。一般車とレーシングカーが共通してるところはないですよ。そりゃカートからGTなどにステップアップしたときは、車重に慣れるために運転する、というのはあると思いますけど、すでに何年かGTなんかで乗ってるレーサーにとっては一般車は別次元の話なんですよ。
―ではレースと自分のクルマは切り離したところにあると?
はい、だってマイカーは飛ばすために使わないもん。だからアルテッツアはエンジンパワーが物足りないですけど、ま、こんなものかな、と。
―ちなみにこのアルテッツア、かなり年季が入ってますけど、買い替える予定はないんですか?
ありますよ!でもあんまり高いクルマ持っちゃうと、スポンサーさんが付いてくれなくなるんで(笑)
―そんなことにも気遣わないといけないんですね!
海外だと、貧乏すぎるレーサーは相手にされないんですけど、日本だと逆なんです。若手がいいクルマ乗ってるとひがまれたりするんですよ。そういう意味でもアルテッツアは自分の貧乏さをアピールするにはちょうどいいかな、と。
―心理戦ですね!じゃあ新しいクルマを買い足しても隠したりして?
もちろんですよ!(笑)でも、今のクルマ、いいとこがもう一つありました!
―なんでしょう?
汚しても気にならないこと!うち、今犬がいるんですよ!
―犬種は?
ラブラドールです。
―大きいコなんですね!
まだ1歳。
―子供ですね!やんちゃでしょう?
はい、だから運転席の方に来ないように、クルマ用のネットを張って、よくドッグランとかに行ってます。どうせ汚すから、このクルマだと気にせず乗せられてちょうどいいんです。
―じゃあ、彼女とはドライブしないけど、ワンコとはするってこと?
まあ、そういうことですね(笑)。
今井優杏の「取材後記」
やんちゃなイメージのある関口選手ですが、話せば超体育会系の低姿勢。イメージがガラっと変わっちゃいました。関口選手はまだ22歳。若手ドライバーとして、クルマへの愛が育つのも見守りたいところです。
●関口雄飛オフィシャルサイト
http://www.yuhi-muteki.net/
●関口雄飛選手ブログ
http://ameblo.jp/yuhi-sekiguchi/
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