【速報・北京モーターショー2012】ドイツ車編 VOL.3 画像ギャラリー
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BMW i8 Concept Spyder
BMWのEV(電気自動車)新ブランド「BMW i」。2011年にコンパクトカー「i3 Concept」と2+2シーターのスポーツカー「i8 Concept」の各コンセプトモデルが発表され、各国でお披露目ののち、既に走行テストなども始まっている。
◎参考:
・BMW「BMW i」コンセプトを披露[2011年11月24日]
・BMW、新たなサブ・ブランド「BMW i」を発足 | 自動車ニュース[2011年2月22日]
今回北京で発表されたのは、後者のスポーツモデル「i8コンセプト」をオープン2シーター化した『BMW i8 コンセプト スパイダー』だ。
プラグインハイブリッドの「BMW eドライブ」パワートレインの基本構成はi8と共通で、通常のモデルならトランスミッションが搭載されるセンタートンネル下にリチウムイオンバッテリーを集中搭載。低重心化を図ると共に、50:50の前後重量配分化にも寄与する。シャシーにはカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)を採用し、ハイブリッドシステム化による重量増を相殺した。フロントにモーター、リアにターボ付き3気筒1.5リッターの小型エンジンをそれぞれ搭載し、システム最高出力は354ps(260kW)を発揮する。またそのいっぽうで、33.3km/L[EUモード]の低燃費性能をも兼ね備えている。
面白いのは、テールゲートに2台の小型電動スクーター「Eキックボード」を搭載する点。街中ではこれで手軽に移動し、都市間はスポーツカーで移動するという、EVの新しい使い方も提唱している。
ベースモデルの生産化が決定していることから考えても、こちらのオープンモデル「i8 コンセプト スパイダー」の市販化にも大いに期待したいところだ。
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