恒例のカングー限定車、”ブルターニュの風景”を想わせる「紫」「緑」「青」の3色がデビュー
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
フランスの風景シリーズ第三弾、今回のテーマは大西洋に面したフランス北西部から
すっかり定番となった「ルノー カングー」の限定車がまた新たに追加された。今度の特別仕様車の名は「カングー アクティフ ペイザージュ」。ペイザージュとしては第三弾のモデルとなる。また2015年、カングーは既に3つの限定モデルを出しており、今回のカングー アクティフ ペイザージュで4モデル目となる。
”ペイザージュ”とは、フランス語で”風景”。フランスのある地域の風景に由来するという限定車のストーリーについて、ルノージャポンの マーケティング部 マネージャー フレデリック・ブレンさんは『今回イメージしたのは、フランス北西部”ブルターニュ”地方の風景』だと説明する。
さて、ブルターニュ地方はフランス北西部、大西洋に面した4つの県で構成される。沿岸にある多くの島々を含めると、フランス国内の海に面する面積の実に1/3を占めている。ブレンさんは『実はブルターニュ南部に別荘があり、子供の頃からバカンスの時期などに訪れている馴染み深い地方。大西洋に面しているため夏と冬の気温変化も少なく過ごしやすい』という。
写真を見ていただいてもインパクト大な紫色「タンタシオン ヴィオレ」をはじめ、全部で3色の”ブルターニュ”カラーを用意する。
ブルターニュの海岸に咲く紫の花
まず紫のタンタシオン ヴィオレだが、「ブルターニュの海岸に咲く独特の紫の花(ブリュイエール)」をイメージした。
実はこの紫色、2013年に限定発売された限定車「クルール」と一緒だ。しかし、今回のモデルよりフランス・モブージュ工場では個別の手塗り塗装を止め、塗装ラインでの生産が開始している。さらに環境に配慮した水性塗料を使用するなどの変化もあり、屋内で実車を見た限りでも随分と印象が違う。
発売開始は2016年1月! 売り切れちゃう前に早々の商談開始を!
12月3日に発表され、2016年1月14日からデリバリーを開始するカングー ペイザージュの限定数は3色で合計270台。販売開始のタイミングまで間があるため、これまでのカングー限定車の例を考えると、年明けには売切れてしまうカラーもあるかもしれないとは、ルノージャポン ブレンさんの話。カングー ペイザージュが気になっているなら、年内早々に商談をスタートしたほうが良さそうだ。
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
※画像をクリックすると、より詳細な「カングー アクティフ ペイザージュ」をチェックできるフォトギャラリーページへとジャンプします!
ルノー カングー 限定モデル「カングー アクティフ ペイザージュ」主要諸元
全長x全高x全幅:4280x1830x1810mm/ホイールベース:2700mm/車両重量:1460kg/駆動方式:前輪駆動(FF)/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒 DOHC 16V ガソリンエンジン/総排気量:1598cc/最高出力:105ps(78kW)/5750rpm/最大トルク:15.1kg-m(148N・m)/3750rpm/トランスミッション:マニュアルモード付プロアクティブ4速AT(オートマチックトランスミッション)/タイヤサイズ:195/65R15/メーカー希望小売価格:2,209,000円[消費税込み]
■専用ボディカラー(特別塗装色):タンタシオン ヴィオレ(紫)/ヴェール メールM(緑)/ブルー ヴィブラートM(青)[合計270台限定]
■専用装備:専用シルバー&ブラックフロントバンパー/シルバードアミラー/フロントフォグランプ/カーテン エアバッグ/3トーンファブリックシート
■発売日:2016年1月14日
この記事にコメントする