プジョー RCZ R 試乗レポート/石川真禧照(2/3)
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- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部
「R」のエンブレムでさりげない差別化を
まず、エンジン。プジョー RCZ Rに搭載される1.6リッターターボは、ノーマルの「RCZ」用200ps版から35%アップの270psに。ピストンヘッドはF1マシンレベルのアルミ素材を採用。ターボは大径化し、エキゾーストマニホールドとハウジングを一体化し、高温を保つことで吸排気効率を最大化している。
サスペンションもスペシャルチューンで、車高は10mm低い。フロントには高速コーナーなどで左右の車輪の回転差を補正するトルセンLSDを装着している。最近はすべてコンピューターで制御するスポーツカーが多いが、プジョーはドライバーのウデに任せたのだ。ブレーキは380mmの大径ディスクをフロントに装着、4ポッドのレッドキャリパーを付けた。
スタイリングはリアの大型スポイラーが目につく。エンブレムは「R」のロゴがフロントとリアに付くほかに、19インチアルミホイールのスポーク部にもデザインされている。こういうところのセンスの良さはドイツ車や日本車にはないのだ。
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