GM、2010年型フルサイズピックアップトラックが低燃費を達成
クラストップの低燃費
GMは、パワートレインの強化によって、ピックアップトラックの「シボレー シルバラード」および「GMC シエラ」が、米国環境保護庁(EPA)の最新の推定において、クラストップの低燃費を達成したことを発表した。
米国環境保護庁による推定で、シルバラードおよびシエラの5.3リッターV8エンジンの燃費が、これまでの1ガロンあたり14マイル(市街地走行時)/20マイル(ハイウェイ走行時)から、2010年型では、1ガロンあたり15マイル(市街地走行時)/21マイル(ハイウェイ走行時)に向上した。また、更に燃費の優れたXFEモデルの場合は、1ガロンあたり15マイル(市街地走行時)/21マイル(ハイウェイ走行時)から、15マイル(市街地走行時)/22マイル(ハイウェイ走行時)へ改善された。この進展と合わせて、ピックアップトラックのハイブリッドモデルでも、米国環境保護庁推定燃費で1ガロンあたり21マイル(市街地走行時)/22マイル(ハイウェイ走行時)を達成しており、シルバラードおよびシエラは燃費トップの地位を獲得した。
今回の進展には新たに開発された燃料節約モードが貢献している。これによって、トラックが、アクティブ・フューエル・マネジメントというGMが開発した燃料管理システムをより効率的に使えるようになったのである。アクティブ・フューエル・マネジメントとは、スロットルの状態に合わせて8気筒から4気筒に切り替わるシステム。この他にも、6速トランスミッションのより効率的なシフトポイント、エンジンの可変バルブタイミング、3.08という低いギア比(現在のGMのフルサイズピックアップトラックの標準値)も、それぞれ燃費の向上に重要な役割を果たしている。
今回の燃費の向上は、性能性を犠牲にすることなく実現された。どちらのブランドのフルサイズピックアップトラックも、馬力、積載量およびけん引力におけるスペックは同じままである。
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