未来の車はハンドルを持ち歩く!?ジャガーがAIを備えた「セイヤー」を公開
ジャガー・ランドローバーは、英国ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ・カレッジで「TechFest2017」を初開催し、インテリジェントかつコネクテッド技術を搭載した未来のステアリングホイール「セイヤー」を公開する。
「セイヤー」は、家の中にあり信頼できる仲間になるというコンセプトのもとにつくられている。音声で作動する人工知能(AI)を備えた世界初のステアリングホイールで、何百ものタスクをこなすことができる。
そして、車を単独で所有するかコミュニティの他の人とシェアするかが選択できるジャガー・ランドローバーのオンデマンド・サービス・クラブがあり、このメンバーとつながることができるようになる。
ジャガー・ランドローバーでは、将来的に、自動走行が可能でコネクティビティを有する電気自動車を1台所有するというのではなく、必要な時、必要な場所に車を呼び寄せるという車の在り方に関する未来のビジョンを「セイヤー」で模索している。もし現実となった場合、ユーザーはコネクティビティのあるステアリングホイールのみを所有するという時代になる。
自宅から2時間ほど離れた場所で、翌日朝8時から会議がある場合、リビングでくつろぎながら「セイヤー」に指示するだけで、出発時間に家から出れば車が自動的に自宅前に到着しており、さらには目的地までのおすすめのドライブコースを提案してくれる。
すべてのジャガー・ランドローバー製品と同様、「セイヤー」はアート作品のような美しい造形を採用しているが、その名前は、ジャガー史上最も有名なデザイナーのひとりで、1951年から1970年にかけて数々の名差を手掛け活躍したマルコム・セイヤーに由来している。
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