【MotoGP 2015】残り2周で逆転!ロッシが“第3戦アルゼンチンGP”を制し今季2勝目!
トップをいくマルケス、ロッシとのバトルで転倒し優勝争いから離脱
3列目8番グリッドからのスタートとなったロッシは、序盤から快調なペースを刻んで着々と順位をあげ、先頭を走るマルケスを追い詰めていった。20周目にはレース中ラップレコードを更新する1分39秒019を記録し、序盤からトップを快走していたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)との一対一のバトルに。
残り2周となったところで、ロッシはついにマルケスをオーバーテイクしてトップに浮上。マルケスもトップを奪還すべく再びオーバーテイクを仕掛けるが、激しいバトルで両者が接触してマルケスは転倒。以後は、ロッシが独走でゴールラインを通過し今季2勝目を達成した。
その5.685秒後にドビツィオーゾがフィニッシュ。そして、クラッチローがアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ・チーム)を僅差でかわして3位のチェッカー。ホンダ移籍後初の表彰台獲得となった。
アルゼンチンGPを終え、ロッシは66ポイントでシリーズランキング首位を維持。ドビツィオーゾが60ポイントで2番手、イアンノーネは40ポイントでランク3位につけている。
第4戦からは戦いの舞台をいよいよヨーロッパに移し、スペインGPは同国南端のヘレスサーキットで5月1日(金)午前から1回目のフリー走行が始まる。
バレンティーノ・ロッシ選手のコメント(モビスター・ヤマハ MotoGP)
「マルケスとの接触は残念な出来事だった。彼に怪我がないといいのだけれども。今日は素晴らしいレースだったので、勝てて本当にうれしい。レース序盤からマルケスはかなり前に離れていたけれども、彼はハードコンパウンドのタイヤを装着していたし、僕自身もいいペースで走れていたから、全力で追い上げ続けたんだ。今年はすでに2勝を挙げることができた。シーズン最後までいい戦いをできると思うよ」
リザルト
(1)#46 バレンティーノ・ロッシ (モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(2)#4 アンドレア・ドビツィオーゾ ( ドゥカティ・チーム)
(3)#35 カル・クラッチロー (CWM・LCR・ホンダ)
(4)#29 アンドレア・イアンノーネ ( ドゥカティ・チーム)
(5)#99 ホルヘ・ロレンソ (モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(6)#38 ブラドリー・スミス (モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(7)#41 アレックス・エスパルガロ (チーム・スズキ・エクスター)
(8)#44 ポル・エスパルガロ (モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(9)#45 スコット・レディング (エストレッラ・ガリシア 0,0 Marc VDS)
(10)#25 マーベリック・ヴィナレス (チーム・スズキ・エクスター)
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