【MotoGP 2015 】22歳のマルケスが“アメリカズGP”3年連続ポールトゥウィン!
ドビツィオーゾ2位、ロッシ3位で2015年の激戦は南米へ!
MotoGP 第2戦アメリカズGPの決勝レースが4月12日に米国のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ポールポジションスタートのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が優勝。2013年と2014年を連覇した22歳の世界チャンピオンが、得意のコースで三年連続のポールトゥフィニッシュを達成した。2位にはアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)、3位にはバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)が入った。
ポールポジションスタートのマルケスは、序盤に先頭を走っていたドビツィオーゾから5周目にトップの座を奪うと、レースを完璧にコントロールしながら着々と後続との差を広げ、最後は2.354秒差でゴールし今季1勝目を挙げた。ドビツィオーゾが2位でチェッカーを受け、その0.8秒後にロッシがゴールラインを通過した。
フロントタイヤに厳しいコースでのタイヤ選択は!?
今回の戦いの舞台となったサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、フロントタイヤに厳しいコースであることから、マルケスとロッシの両名はフロント用にハードコンパウンドのタイヤを装着。ドビツィオーゾはミディアムコンパウンドのフロントタイヤでレースを戦った。リアタイヤに関しては彼らトップ3を含む全25選手中24名が、ミディアムコンパウンドのタイヤを使用した。
午前のウォームアップセッションは上空を雲が多く、前夜の雨の影響で路面もところどころ濡れた状態だったが、決勝レースまでの間にコンディションはドライになり、やがて陽も射してきた。このため、最高路面温度はレース中に40度を記録し、前日の同時刻より12度も高い状態だった。
だが、この温度条件は選手たちのタイヤ選択には大きな影響を及ぼさず、全25選手中フロント用のハードコンパウンドタイヤを使用したのは7名、残り18名はミディアムコンパウンドのフロントタイヤを装着してレースに臨んだ。リアタイヤに関しては、ソフトコンパウンドを選んだのはアルバロ・バウティスタ(アプリリアレーシング・チームグレシーニ)のみだった。また、ハードコンパウンドのリアタイヤに関しては、決勝レースでは使用されなかった。
決勝レースで3位に入ったロッシは、前回の優勝に16点を加算して計41ポイントとし、ランキング首位の座を維持。2戦連続2位のドビツィオーゾは40ポイントでランク2位、今回優勝のマルケスは36ポイントでランキング3位につけている。
二週連続開催のシーズン第3戦は南米大陸に移動し、アルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドサーキットで4月17日(金)午前から1回目のフリー走行が始まる。
マルク・マルケス選手のコメント(レプソルホンダチーム)
「カタールの開幕戦で5位だったから、今回は勝つことができて本当にうれしい。ウィークを通じて調子がよく、レースでもしっかりと集中することができた。ただし、昨夜の雨の影響でグリップレベルが昨日までとは違っていたので、レース序盤は特に難しかった。2、3周もすると気持ち良く走れるようになったので、どんどん攻めて、後続との差も開き、レースをうまくコントロールできるようになったんだ」
リザルト
(1)#93 マルク・マルケス (レプソル・ホンダ・チーム)
(2)#4 アンドレア・ドビツィオーゾ (ドゥカティ・チーム)
(3)#46 バレンティーノ・ロッシ (モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(4)#99 ホルヘ・ロレンソ (モビスター・ヤマハ・MotoGP)
(5)#29 アンドレア・イアンノーネ (ドゥカティ・チーム)
(6)#38 ブラドリー・スミス (モンスター・ヤマハ・Tech 3)
(7)#35 カル・クラッチロー (CWM・LCR・ホンダ)
(8)#41 アレックス・エスパルガロ (チーム・スズキ・エクスター)
(9)#25 マーベリック・ヴィナレス (チーム・スズキ・エクスター)
(10)#9 ダニーロ・ペトルッチ (プラマック・レーシング)
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