日産、大胆なデザインで新セグメントを創造する新型「タイタン XD」世界初公開

カミンズ製5.0L V8ターボディーゼル、大型カテゴリーが持つ力強さを兼ね備える

日産自動車株式会社は12日、米国デトロイトで開催されている2015年北米国際自動車ショーで「2016 日産 タイタン XD」を世界に先駆けて披露した。「2016 日産 タイタン XD」は、2015年後半より米国とカナダで販売を開始し、競合の激しいフルサイズピックアップトラック市場におけるセグメントを刷新する。

「2016 日産 タイタン XD」は、全面的に刷新された大胆なデザインにより、従来からの大型カテゴリーと小型カテゴリーの間の独自のセグメントを創造する。

「XD」を冠する同モデルは、より大型で高額な大型ピックアップの力強い牽引力と、ハーフトンピックアップが持つ優れた燃費効率、および、手ごろな価格を両立。最大牽引力は12,000ポンド以上を実現、また2000ポンドの最大積載量を提供する。

今回の北米国際自動車ショーで披露した新型「タイタンXDクルーキャブ」は、パワフルなカミンズ製5.0L V8ターボディーゼルエンジンを搭載し、3つのキャブバリエーション、2つのフレームサイズ、3つのパワートレイン、5つのグレードを揃える「2016日産タイタン」のラインナップの1つで、最初に披露するモデルとなる。

新型「タイタンXD」は、第一世代の「タイタン」と同様に、日産のテネシー・カルフォルニア・ミシガン・アリゾナ・ミシシッピーの拠点に籍をおく企画・デザイン・設計・生産部隊からなるコアメンバーチームによって生み出された。そして、「タイタンXD」のエンジンは、インディアナのカミンズ社から供給される。リードデザイナーや50名近くのエンジニアは、「2004タイタン」の開発にも携わったメンバーだ。

ハードな商用ユースのニーズを満たす

先代の「日産 タイタン」は、広く開口するリアドア、ベッドサイドストレージコンパートメント、ファクトリースプレーオンベッドライナー、Utili-trackベッドチャネルシステムなど、顧客ニーズにフォーカスした様々な革新的装備により高い評価を得た。

新型「日産 タイタン」では、ラジエーターからリアアクスル、またその間にあるすべての部品において、よりハードな商用ユースニーズに応えていくための刷新を主眼に開発がはじまった。

「日産 タイタン XD」モデルは、カミンズのディーゼルエンジンや、増強した牽引力と積載量の潜在力を活かすために、独自のフレームとシャーシを使用。日産の商用車群が誇る耐久性があり、更に、定評のあるシャーシ設計を基にした新しいフルボックス型のラダーフレームが、広範囲にわたって補強、強化され、「タイタンXD」に剛性、垂直と側面の曲げ特性、ねじり耐久力を与えている。

また、安定性、操縦性、快適性を最大化するために、「タイタン XD」は新しい大型車両用の高安定性のサスペンション設計を採用。スタビライザーバーフロントサスペンションのダブルウィッシュボーンを補強し、酷使されても問題ないように調整している。また、リジッドリアアクスルサスペンションには、強力なリーフスプリングとリーフブッシングが、ツインチューブの衝撃吸収材とともに使用されている。アスクルは、アメリカンアクスル&マニュファクチャリングによる専用設計のものとなっている。

力強さ、耐久性、優れた燃費を兼ね備えたカミンズ5.0L V8ターボディーゼルエンジン

「タイタンXD」のカミンズディーゼルエンジンは、カミンズ社の新しい M2 2ステージターボシステムを初めて実用化したもので、高圧領域と低圧領域の間での緻密なバランスの確保により、ターボラグの低減に貢献。また、ロータリータービンコントロールが、安定したパフォーマンスを提供しつつ、排気ガス温度の調整を担う。

また、同エンジンに、Bosch HPCR燃料システムを採用し、正確な燃料制御と、燃焼行程ごとに複数の燃料噴射を実現。これにより、燃費効率が高まり、ディーゼルエンジン特有のカタカタ音を低減。また、高性能でメンテナンスフリーのBoschセラミックグロープラグが、低温度下においても素早いエンジンスタートを可能にする。

新型カミンズ製ディーゼルエンジンのさらなる特長は、軽量パッケージでありながら最高の耐久性と動力性能を提供する。従来の鉄より強く軽いコンパクト黒鉛鋳鉄(CGI)から作成されるシリンダーブロックを備えることで、軽量化を実現した。

エンジンラインナップは、同ディーゼルに加え、V8とV6のガソリンエンジンを取りそろえる。ガソリンエンジンの詳細は、後日発表される。

耐久性と品質と信頼性

「タイタン」設計開発チームは、その開発にあたって、とてつもなく高い目標を掲げて、その目標に邁進してきた。その目標とは「“120%”の耐久性、品質、信頼性」。「タイタン」を、並外れた調和と完成度で、車内外に最高品質のコンポーネントを組み込み、細部にいたるまで配慮をくまなく注いで、造りこんできた。

「2016タイタン」は、日産の商用車群にて設定している広範囲に及ぶ耐久性評価をもとに、日産がこれまで販売したどのクルマよりも、最も厳格で幅広い試験を経て完成した。

「タイタンXD」は、小型カテゴリーピックアップのごとく、ほとんどの車庫に収まるサイズでありながら、大型カテゴリーピックアップが放つ堂々たる威厳も有する。タイタンXDのオーナーは、操縦性や燃費性能、手ごろな価格と、十分な牽引力や運搬力を、同時に手にすることができる。

「2016日産タイタンXD」はミシシッピー州のキャントン工場で組み立て、インディアナとテネシーで製造するエンジン(おのおの5.0L V8ターボディーゼル、ガソリンV8およびV6)を搭載する予定。価格と仕様の詳細は後日発表される。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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