ホンダ フィットシャトル 実燃費レビュー【総評編】(2/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
燃費は・・・あと1~2割アップ!
では、現代のフィットシャトルはシビックシャトルの衣鉢を継いだクルマたり得ているのだろうか。答えは、条件付きでイエスだ。
フィット独自のガソリンタンクをフロントシート下に設置したセンタータンクレイアウト構造によって生み出される広大な車内スペースと、いく通りにも使えるシートアレンジメントが、まずRV向きだ。
そのフィットのボディをステーションワゴンとして拡大したシャトルなのだから、荷物積載量と出し入れのしやすさ、多用途性の高さは言うまでもない。荷物の多いアウトドアスポーツやキャンプならピッタリのクルマだ。ワゴンボディとなったことで走りっぷりが損なわれていないのもうれしい。
条件とは、燃費だ。あと1~2割でも燃費が良ければ、その分の燃料代を本来の目的であるスポーツやキャンプそのものに遣うことができるのに残念だ。また、主観的な意見で恐縮だけれども、初代フィット→現行フィット→フィットシャトルとツギハギされたようなエクステリアデザインと、ガキっぽいインテリアはクルマそのものの持つ魅力を殺いでしまっている。
それらを承知していれば、フィットシャトルは現代のシビックシャトルと呼んで構わないだろう。適度なボディサイズのステーションワゴンとして、ガンガン使い倒したい。
■「 ホンダ 新型フィット シャトル/フィット シャトル ハイブリッド」
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・日本版コンシューマレポート-ホンダ フィットシャトル ユーザー試乗レビュー-[2012年3月26日]
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