ホンダ 新型シビック タイプR 燃費レポート|ホンダのスーパースポーツモデルの燃費を徹底検証!(3/6)

  • 筆者: 永田 恵一
  • カメラマン:和田 清志・永田 恵一
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新型シビック タイプR実燃費レポート|郊外路編

ホンダ 新型シビックタイプR 郊外路での実燃費11.7km/L

新型シビック タイプRは、郊外路でもエンジンパワーや性能を考えると期待以上といえる燃費を記録した。

ホンダ シビックタイプR実燃費レポート|郊外路編
車種名パワートレイン実燃費

ホンダ 新型シビックタイプR

2WD/2.0Lガソリン

11.7km/L

ホンダ 新型シビックハッチバック

2WD/1.5Lガソリン

14.5km/L

普通に乗っても楽しい

公道では有り余る性能を持つ新型シビック タイプRであるが、郊外路を普通に走ってもとにかく運転が楽しい車であった。

具体的には、ワインディングロードを法定速度で走っても、1875mmというスーパーカーに近い全幅ながら(もっとも標準モデルのシビックに対し拡幅されているのはフェンダーなどで、ボディそのものが大きい訳ではないが)、自分と車が1つになったように車が小さく感じられ、運転が上手くなったように車が操作に対し思い通りに動いてくれ、運転に没頭でき、楽しい時間を過ごせる。

もちろん性能をフルに発揮するには、サーキットを走るか、ラリーや最近盛んになりつつある公道を公式に閉鎖して行うヒルクライムアタックといった競技に出るしかないが、「普通に乗っても楽しい」というのは新型シビック タイプRの大きな魅力だ。

意外と乗り心地は高級

そして意外かもしれないが、公道を走って新型シビック タイプRのハイライトと感じたのは乗り心地の素晴らしさであった。

乗り心地自体はスーパースポーツモデルなので硬いのは確か。だが、後述する3つある走行モードのどれを選んでも、その硬さの中に中小の路面の凹凸に対しては「コトン」と上品な音をたてながらしなやかに、大きな路面の凹凸に対しては強固なボディと高性能なショックアブソーバーが「ガッシリ」と路面からのショックを受け止めてくれるといった懐の深さがあり、不快な衝撃を感じることは皆無だった。

新型シビック タイプRの乗り心地の素晴らしさは、「ニュルブルクリンク北コースのような路面が激しく荒れたコースを速く走れる車は、激しく荒れた路面を車がよく追従できるから速いので、一般道での乗り心地もいいことが多い」とよく言われるのを象徴しているのではないだろうか。

新型シビック タイプR車は高級車でないが、乗り心地は間違いなく高級であり、普通に走っていても乗り心地の素晴らしさを通して「FF世界最速」の世界を味わえる。これも、新型シビック タイプRを買った大きな満足感の1つとなるだろう。

新型シビック タイプRの走行モードには、スポーツ性の高い方から+R、デフォルトのスポーツ、コンフォートという3つの種類がある。確認できた範囲で走行モードによる違いは表の通り。

ホンダ シビックタイプR モード別の印象まとめ
車種名コンフォートスポーツ

(デフォルト)

プラスR

ハンドルの重さ

軽い方向

基準

ズシっとした重さを感じる

サスペンションの硬さ

柔らかい方向

基準

硬い方向

アクセルのレスポンス

鈍い方向

基準

鋭い方向

レブマッチシステム

"シフトダウンの際に控え

めに回転を合わせる"

"シフトダウンの際に控え

めに回転を合わせる"

シフトダウンの際に空ぶかしを多めにに回転を合わせる

当然ながら+Rはサーキット走行の際に使い、普段はデフォルトのスポーツ、疲れている時などにはハンドルが軽くなるコンフォートを選ぶのがいいだろう。

>>次のページは:高速道路編

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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