autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 本格的なEV時代の幕開け/日下部保雄のコラム

自動車評論家コラム 2010/4/6 13:53

本格的なEV時代の幕開け/日下部保雄のコラム(1/2)

本格的なEV時代の幕開け/日下部保雄のコラム

早くも価格競争が始まるEV

「三菱 i-MiEV」と「日産 リーフ」。いずれも量産電気自動車(EV)で、2010年は本格的な実用EVの幕開けを感じさせる。

日産 リーフ

その理由として、今年に入ってから日産 リーフの事前活動が活発になり、一気に注目が集まっている。

一方、三菱はi-MiEVに関して、これまで管理しやすい法人向けリースを通じて着々と実用性をチェック。そして、様々な使われ方が考えられる不特定多数の個人ユーザーへ向け、満を持して販売を開始した。

とは言うものの、完全に個人ユーザーの所有になる販売ではなく、基本的には法人向け同様、5年間のメンテナンスリースであることに変わりはない。リースは言うまでもなく個人所有とは異なり、税金、整備点検などは全て月々支払われるリース料金に含まれる。

三菱 i-MiEV

注目のi-MiEVの価格は、発表当時は法人向けが459.9万円であったが、4月1日から始まった個人向けでは一気に398万円へと値下がった。

この値下げは、先日発表された日産 リーフの376万円という価格が大きく影響したことは否めない。

もっとも三菱にとってみれば、i-MiEVは当初より将来的な値下げを示唆していたのでそのタイミングが今だっただけのことだ。

そして月々の支払いだが、i-MiEVの場合は軽自動車扱いで小型車のリーフと比較しても税金が安く、多額の補助金を差し引いても、頭金(リースの場合にもある)ゼロとして月々の支払いが5万円を切るレベルまで下がることになる。

一方、日産 リーフの販売方法は大胆にもリースでもクレジットでも可能なところだ。つまり、普通のガソリン車の購入方法と同じ扱いだ。

リーフは小型車なので、i-MiEVと同じ条件の5年リースだと月々の支払いはi-MiEVよりもちょっと高くなるが、それでも補助金を差し引けばプリウスに迫る金額はかなり思い切った価格といえるだろう。

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