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試乗レポート 2017/4/1 13:00

400キロを走破して見えてきた「マツダ ロードスターRF」の真実[ロングドライブ試乗]

関連: マツダ ロードスターRF , マツダ ロードスター Text: 国沢 光宏 Photo: 和田清志・小林岳夫
400キロを走破して見えてきた「マツダ ロードスターRF」の真実[ロングドライブ試乗]
MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

2016年末に発売を開始したマツダ ロードスターRFに改めてじっくり乗る機会を得た。幌式で簡便なオープントップを持つロードスターとは趣を変え、ファストバック風の美しいクーペスタイルを採用。同時に電動開閉式ルーフを備えることで、より気軽にオープンも可能。1台で2つのスタイルを楽しめるようになった。レポーターは自動車評論家の国沢光宏氏。横浜~伊豆下田、往復約400kmを走ることで見えてきた、ロードスターRFの真実とは。

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じっくり乗ると見えてくるロードスターRFの良いブブン、イマイチなブブン

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

すでに撮影を兼ねた短い距離の試乗会は行っていたマツダのロードスターRFながら「ぜひ長い距離を乗って欲しい」ということなんだろう。改めてロングランの試乗会が開催された。

設定されたコースは横浜~伊豆下田の往復400km。なるほどジックリ味わうことが出来ました。

これだけ走ると「良いブブン」と「イマイチなブブン」共にハッキリ解る。

AT仕様の質感はもう一歩頑張って欲しい

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

まずイマイチなブブンから。これはもうAT仕様の方の質感としておく。

聞けば、MT仕様に付いているボディ床下の補剛パーツが、ミッション形状の違いのためAT仕様に付けられなかったそうな。特に屋根を開けた状態で荒れた路面を通過すると、ブルブル&ワナワナしてしまう。

安価なクルマならガマン出来るけれど、一番安いロードスターRFで326万円。さらなる上質感が欲しい。

だいいちこの予算があれば、新車のようなコンディションのメルセデス・ベンツ SLK(金属開閉ルーフの2シータースポーツ)の高年式中古車だって買えてしまう。ロードスターRFとSLKを乗り比べたら、誰だって迷わない。

必要十分な性能だが、あと一歩ドラマ性が欲しい新搭載2リッターエンジン

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

もう一つがエンジン。

パワー不足感大きいロードスターの1500ccよりずっと良いものの、ハイオク仕様で158馬力しかない。SUVの新型CX-5に搭載されている同じ2000ccのレギュラー仕様で155馬力。スポーツカーのエンジンとしちゃ地味すぎる。

絶対的なパワーは不満ないけれど、存在感薄い。特に高回転まで引っ張った時のワクワク感無し。低い回転域でアクセル強く踏んだ時のトルク感も無し。MT仕様に乗っていると、どのギアでも普通に走るため、ギアシフトをサボりたくなってしまう。

いっぽうエンジンで素晴らしいと思ったのは実用燃費。普通に15km/L以上走ります。

毎日付き合える気軽さが嬉しい「ロードスターRF」

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

以上二つが納得出来たなら、マツダ ロードスターRFは毎日付き合えるスポーツカーに仕上がっている。

全回転域で太いトルクを出しており、しかも坂道発進時のブレーキキープ機能付き(サイドブレーキを操作しないで坂道発進可能)。アイドリングストップ機構付きのため、クラッチミートでエンストしたってクラッチ踏めば自動的に始動する。

エンジンパワーは必要にして十分!

その気になってアクセル深く踏み込み、高い回転数をキープして走らせれば、必要にして十分以上のパフォーマンスを持つ。ミニサーキットであれば、パワーでリアを滑らすことも簡単。

ロードスターRFの「走る楽しさ」を存分に味わうことが出来るだろう。

>>MAZDA ROADSTER RFの魅力を88枚の画像でじっくりチェック!

日本仕様のロードスターにも2リッターエンジンの搭載を希望したい

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

また「1500ccより振動や騒音レベルが悪い」ということで標準のロードスターに採用されなかった2000ccエンジンながら、ジックリ味わってみたトコロ全然問題無し。むしろ標準のロードスターに搭載しない理由はみつけられなかった。

改めて、ノーマルのロードスターボディへの2リッターエンジン搭載を強く希望しておく。

幌のロードスターに対するロードスターRFの優位性とは

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

試乗会は3月中旬ながら、外気温6度という冷蔵庫の中のような寒さだった。されどせっかくのオープンTOP。海沿いの道でリトラクタブルハードトップを開けてみる。

スイッチ操作だけで開くし、操作中にもし信号が青になって走り出しても、10km/hまでなら開閉操作が継続される。渋滞時など気軽に開け閉め出来るのだから嬉しい。

ロードスターと違い背後左右側は解放されない(リアウィンドウは開閉式)が、乗っていてバッチリ開放感ある。むしろ風の巻き込みなど考えればロードスターRFの方が快適なほど。基本的にクローズドボディで走るような使い方だと、幌のルーフより金属ルーフを持ってベターとしておく。このあたりは好みで決めればいい。

ロードスター比五十数万円高は十分に納得出来る価格設定だ

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

金属製の電動TOPと2リッターエンジンのセットで、1.5リッターのロードスターに比べおよそ54万円高。御予算に余裕ある人ならロードスターRFは十分納得出来るプライスだと思う。

今後人気アップを狙うなら、乗り心地に質感を持たせたり、エンジンの個性を際立たせるなど、さらなるバージョンアップが必要になってくると考えます。

[レポート:国沢光宏/Photo:和田清志]

>>[画像88枚]MAZDA ROADSTER RF フォトギャラリー

MAZDA ROADSTER RF VS 主要諸元[( )内は6ATモデル]

MAZDA ROADSTER RF(マツダ ロードスターRF) 試乗レポート/国沢光宏

全長x全幅x全高:3915x1735x1245mm/ホイールベース:2310mm/車両重量:1100kg(1130kg)/乗車定員:2名/駆動方式:後輪駆動(FR)/エンジン種類:SKYACTIV-G 直列4気筒 DOHC 16V ガソリン直噴エンジン/最高出力:158ps[116kW]/6000rpm/最大トルク:20.4kgf-m[200N・m]/4600rpm/トランスミッション:SKYACTIV-MT 6速マニュアルトランスミッション(アクティブマチック6速オートマチックトランスミッション)/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/燃料消費率:15.6km/L(15.6km/L)[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:205/45R17 84W/サスペンション形式:(前)ダブルウィッシュボーン式(後)マルチリンク式/メーカー希望小売価格[税込]:3,574,000円(3,596,400円)

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筆者: 国沢 光宏

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