autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート ジープ コンパス 試乗レポート/今井優杏 2ページ目

試乗レポート 2014/2/27 17:40

ジープ コンパス 試乗レポート/今井優杏(2/2)

ジープ コンパス 試乗レポート/今井優杏

余裕を見せつつ乗りこなせるキャラクター

ジープ コンパスジープ コンパス

ただし乗り込んでみたら良い意味で少し裏切られる。ジープと聞いて思い出すようなフレキシブルでソフトなアシまわり、というよりも、わりと細かな入力を拾う硬めの締め上げがなされている。やはりオンロードでの走破を主軸に置いているのだろう。

反してハンドリングに関してはニュートラルが多く、途中で過敏になりはじめる古典的クロスカントリーらしい、ザ・ジープなフィール。こちらはコーナーに合わせて早めにじわ~っとハンドルを切り始めないと切り遅れてしまい、カーブの最中に舵角を足さなければならないという、かっこ悪いハンドル操作になってしまうので気をつけてもらいたい。それでも、チャカチャカとしたせせこましいハンドルさばきという訳ではなく、ゆったりとクルーズするには最適のユルさを持っており、余裕を見せつつ乗りこなせるキャラクターだ。

また、超低速ではハンドルが重く、駐車においては若干重さに苦労する。ただしこちらも“クロスカントリーならでは”なのだが、切れ角が大きいので意外なほどに最小回転半径が小さい印象を受けた。数値で言えば5.6m、国産中型セダンの平均値くらい。取り回しは悪くないと思う。

一見チャラっとしていてもナカミは至極真剣に造られている

ジープ オールラインナップ

オンロードで乗っている限り、ゆったりとした高級SUVというイメージは完全に崩れない。2.0リッターというエンジンサイズを見事にわすれさせてくれるほどに快適でトルクもパワーも充分だ。

しかし別の機会で恵まれた雪上での、四輪駆動モデル“リミテッド”の印象も書いておきたい。オフロードにおいてはトルクがかなりのモノを言うが、コンパス リミテッドは体感的にかなり骨太。わずか0.4リットルの差とは思えないほど“ドコンドコン”と低いところから湧いてくる若々しいトルクが実に頼もしく雪を蹴散らす。

もちろん悪路においては電子制御もウィィィィ……と介入してくるが、この介入のしかたがなかなかニクい。早すぎず遅すぎず適度なところ、たとえば雪上でターンをして、コントロールを失いそうになるそのわずか前にすかさず介入してくれるイメージ。かなり運転手に遊ぶ時間を与えてくれているように思う。

同ジープブランドの「グランドチェロキー」では介入がもっと早い。きちんとクルマのキャラクターで介入速度を変えているのだった。

自動車評論家の今井優杏さん

ジープのすばらしい点は、いくら一見チャラっとしていてもナカミは至極真剣に造られ、どのモデルでもしっかりと走破性を備えている点にある。モデルによって走破路面の得意分野を分けているのも特徴で、ドライバーは自分の走行ステージにぴったりと合った駆動システムを持つ一台を選ぶことが出来るのもさすがだ。しかも今のジープならこのコンパスのような燃費にも考慮したモデルも選べてしまうのだった。

まもなくチェロキーも導入されるジープ。人気再燃も近い。

筆者: 今井 優杏

ジープ コンパス 関連ページ

ジープ チェロキー 関連ページ

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!

ジープ コンパス の関連記事

ジープ コンパスの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

ジープ コンパス の関連記事をもっと見る

ジープ コンパス の関連ニュース

ジープ 新車人気ランキング  集計期間:2017/6/27~2017/7/27