思わず見惚れる”綺麗”なクルマ、ボルボ 新型「S90」「V90」に初試乗(2/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林岳夫/ボルボ・カー・ジャパン
北欧のセンス際立つ美麗なインテリアにうっとり
さらに、さすがボルボといえば、のインテリアの美麗さも健在。いや、それどころかさらに洗練を増している。「かつてないモダン」と同社自らが謳うように、雰囲気や手法はXC90にとても似ているのに、ウッドパネルやドアパネルなどは専用デザインとなり、実は共用している部分がとても少ないのだ。
とくに印象的なのはナビ周辺の縦型エアコンルーバー。クロム装飾をクラシカルな雰囲気で生かし、機能性とデザインを両立させているのは、新型S90・V90だけのアイデンティティである。
デザインを手がけたのは、ベントレーから移籍してきたデザイナーだということで、ボルボらしい温かみの中にクールな要素が加わった今回の室内の理由に納得した。
さらに、「機能性とデザインの両立」という意味では、ナビなどが集約されたディスプレイ関連の、シンプルな操作系にも当てはめることができる。
スイッチやボタンの数は実に8個という、驚異的な少なさ。あとはディスプレイ内にすべて納められ、すっきりとしたインパネまわりを叶えた。また、メータークラスター内では「いま」に関する情報(スピード、回転数など走行に関すること。ナビもここに表示させることができる)を、センターディスプレイでは「いつでも」使いたい情報(ナビはもちろんのこと、Apple CarPlayやAndroid Autoを含む音楽関連、空調、車両の設定など)をそれぞれ表示させることで、直感的に使いやすいインターフェースを実現している。
世界をリードする先進安全技術、その使い勝手もまたボルボらしいスマートさ
さて、もうひとつの「ボルボといえば」には、世界をリードする高い先進安全技術が挙げられるが、この操作系も実にさりげなくインテリアに馴染ませているのがまた美しいのだ。
XC90から、全車速追従型のACCに加えて、第2世代に進化した車線維持支援機能が追加された。これは従来のアクセル/ブレーキ機能に加えてステアリングも自動操作して前車に追従する(140km/h以内)ほかに、前車がいなくても単独で車線を検知し、走行車線をキープするようステアリングを操作するという、自動運転を思わせるような運転支援技術が搭載されているのだが、この機能のオン/オフはすべてステアリングホイール内のスイッチに集約されているため、ステアリング周りが実にシンプル。
ウインカーレバーとワイパーレバーも1本に集約されているため、ステアリングの根元からはレバーが1本しか出ておらず、右左折のときにワイパーを動かしてしまう、なんて恥ずかしいミスをすることもない。
話が安全のほうに及んだのでさらに追記すると、今回のS90・V90だけでなく、XC90やV90クロスカントリー(こちらも近々国内導入!)からなる90シリーズには、4つの世界初を含む15の先進安全性能を全車標準装備している。
安全にぬかりなし。この辺もさすがだ。
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