チカラもエコもデザインも! 至れり尽くせりな欲張りクロスオーバー/ボルボ V60クロスカントリー D4 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:阿部昌也/ボルボ・カー・ジャパン
ちょっと意外! ボルボ車で2015年唯一の新型モデル
まったくもって意外なんだけど、2015年もいよいよ佳境に入りつつある今になって発表された「V60 Cross Country(V60クロスカントリー)」だけが、今年のボルボにとってまったくの新型モデルとなる唯一のクルマなんだそうな。
ミドルクラスの60シリーズに登場した、SUVテイストを薫らせる「V60クロスカントリー」は、同社にとってドル箱モデルとなった40シリーズの「V40クロスカントリー」以来、2代目となるクロスカントリーモデル。ベースはもちろんV60なのだけど、デザインや装備をV40クロスカントリーと共通させることで、モデルとしての統一感を図っている。
たとえばフロントグリルとか前後のスキッドプレートや、そうそう、クロスカントリーといえばのルーフレールも、クロスカントリーならではのものだ。
V40クロスカントリーよりもさらに本格的
しかし、クロスカントリーとしての性格はコチラのほうが数段上に設定されている。
見た目はどっちかといえばスポーツワゴンに限りなく近いのだけど、実は同社のXC70よりも最低地上高を確保した足長カーなのだ。だいたいスバルのアウトバックと同じくらいの地上高というのだから驚く。
オンロードに重きを置いていたのは弟分にあたるV40クロスカントリーだが、それよりも、悪路走破性に相当気を使って作られたようで、最低地上高はV60に比べ65mm引き上げられた200mmを確保。それによってアプローチアングル19.4°、ランプアングル20.7°、ディパーチャーアングル25.7°と、ルックスからは想像できない充分すぎるアングルを、全方位で叶えているのが頼もしい。
2015年はボルボだらけの大運動会!
そうかそうか、オンロードに振ったV40クロスカントリーも街乗りはとっても良かったけど、こっちもまたなんとも言えずに信頼感あるよね……と過去記事を読み返そうとしてみたら・・・
アレ?!なんか私、今年メッチャボルボに乗ってない?ってことに気づいてしまった。
そういや今年は例年にないくらいボルボ・カー・ジャパンの皆さんと顔合わせたけど?!試乗会も多かったし、読者諸兄には再三にわたって試乗記をお届けしてきた(V40クロスカントリー以外の過去記事もどうぞ♥)。
■甲州ワインの底ヂカラ、知ってますか? ~「ボルボ V40」2015年モデルで巡る山梨ワイナリーの旅~[2015年6月10日]
■日本人がまだ知らない「チューンドディーゼル」という考え方/ボルボ「D4」ポールスター・パフォーマンス・パッケージ 試乗レポート[2015年9月18日]
■【試乗】ボルボV70 T5 SEで駆ける! 冬の「函館→東京」長距離試乗レポート/今井優杏[2015年2月24日]
だからこれが今年最初の新型です、なんて改めて聞くとビックリしちゃうんだけど、たしかにこれまでのすべてがパワートレーンの追加だったのだ。思い返せば。
[2015年、ボルボが一挙に実施した大ニュースとは・・・次ページへ続く]
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