ボルボ 新型V60を写真でチェック!美しく機能的な王道ステーションワゴンの魅力
ボルボと言えば「エステート」
日本において、ボルボといえばエステート(ステーションワゴン)の印象が強いという方も多いことでしょう。30代半ばより上の世代ならば、子供の頃日本車とは明らかに違う空気をまとった、やけに角ばった大き目なステーションワゴンを近所で見かけたことがあるはず。ボルボのエステートは、私たち日本人にとっては案外身近な存在なのかもしれません。
今回取り上げた新型V60は、兄貴分にラージサイズのV90、弟分にはV40というボルボエステート3兄弟の真ん中、ボルボエステートシリーズの中で大本命とも言えるモデル。SUV属性であるXCシリーズ3兄弟と同じく、エレガントさだけじゃなく威厳すら感じるV90と、カジュアルでスポーティなV40に挟まれたV60は、最もバランス感覚の優れたモデルなのです。
ボルボ・カー・ジャパンの執念が詰まった新型V60のエクステリア
新世代へと突入したボルボが大きく躍進している最も大きな要因は、内外装のデザインにあるといっても過言ではありません。エクステリアは、今やボルボのアイコンともいえるトールハンマーをモチーフにしたLEDが埋め込まれたヘッドライトが装備され、クリーンかつシンプルでありながら躍動感すら覚えるデザインに仕上がっています。
また、先代よりも一回り大きくなっているにも関わらず、新型V60の全幅(横幅)は、1865mmあった先代と比較して15mm狭い1850mm。これは日本での使用を念頭に導き出された大きさで、ボルボ・カー・ジャパンから執念の働きかけがあったのはもちろん、ボルボにとって日本が重要なマーケットであることを示しています。
インテリアはまさしく“機能美”といえる仕上がり
インテリアに目を移すと、エクステリアと同じくクリーンかつシンプルな印象。しかし、天然のドラフトウッドを使用したトリムパネル(Inscriptionに標準装備)や細部にまで凝ったディテールは、北欧らしい近未来的な印象を受け、現代的なラグジュアリー感すら与えています。
そして、新型V60のインテリアはただ美しいだけではありません。インパネ中央に位置する9インチのタッチパネル式縦型ディスプレイや、12.3インチの大型ディスプレイとなったメーター。さらに、上位グレードに装着されるヘッドアップディスプレイなど、運転中に視界を大きく移動させなくても視認できる工夫が盛り込まれます。
見た目だけじゃなく実用性も忘れない
新型V60はラグジュアリー感だけではなく、どんな場面でも活躍できる実用性を兼ね備えています。その一つが、V90よりも角度のついたリヤゲート。全体的にスクエアなカタチも手伝って、リヤシートを立てた状態でも529リッターという大容量のラゲッジスペースを確保しています。
このように、見た目、質感、居心地、使いやすさなど、新型V60の内外装デザインはあらゆる要素が高次元で融合しており、日本だけではなく世界各国から高い評価を受けているのです。
必要十分なガソリンエンジンと未来を見据えたPHEV
2018年10月時点で日本に導入されているのは、254ps/350Nmを発生する2リッター直4ターボのガソリンエンジンのみで、組み合わされるトランスミッションは電子制御の8速AT。1500rpm~4800rpmという広域にわたって最大トルクを発生し、日常のあらゆる場面においてパワー不足を感じることはないでしょう。
そして、多くの期待と注目を集めているのが、253ps+87ps/350Nm+240Nmの2リッター直噴ターボ+スーパーチャージャー+電気モーターの「T6ツインエンジン」と、エンジンの出力とトルクを引き上げ318ps+87ps/400Nm+240Nmの「T8ツインエンジン」の2タイプのプラグインハイブリッド(PHEV)モデル。
燃費性能については認証前であるため公表されていませんが、2019年以降、電動化モデル(EV・PHEV・48Vマイルドハイブリッド)のみをラインナップすると発表しているボルボだけに、実際の燃費や動力性能には期待したいところです。
ハンドリングだけでなく実用性にも優れたサスペンション
背の低いステーションワゴンらしく素直で軽快なハンドリングを持ちながら、リヤシートを立てた状態でも529リッターという大容量のラゲッジスペースを確保できている秘密は、特徴的なサスペンション構造にあります。
ダブルウィッシュボーン式を採用するフロントに対し、リアはグラスファイバー複合素材のリーフスプリングを用いたマルチリンク式。SPAプラットフォームを採用するXC60やV90と同様に、軽量化されるとともにスペース効率に優れた構造です。
オプションで用意されるドライブモード選択式FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシーでは、路面状況と現在のドライビングスタイルを分析しダンパーの減衰力を自動調整。乗り心地重視の「Comfort」モードや、ハンドリングの応答性がシャープになる「Dynamic」モード。さらに各特性を個別に組み合わせ、自分のセッティングを作ることができる「Individual」が選択可能となっています。
“ボルボ=安全”を証明する先進の安全装備
「崖から落とす」「何台も積み上げる」など衝撃的なテレビCMを覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、ボルボの最も特筆すべき特長は安全性です。新型V60にもボルボの先進安全技術である「INTELLISAFE」が採用され、その全ての先進安全装備はグレード差なく標準装備されています。
衝突回避・軽減をアシストする自動ブレーキシステムの「City Safety」は前方に現れた他車や歩行者、サイクリスト、大型動物だけでなく、車線をはみ出してくる対向車にも対応。
さらに、車線維持を支援する「パイロット・アシスト」や、全車速追従機能付の「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」など、この記事では書ききれないほど数多くの充実した予防安全、運転支援機構が採用されています。
INTELLISAFEの多くは世界初搭載の機能が多いのが特長で、世界の衝突安全基準のはるか先を行く設計がなされており、新型V60には現時点で考えうる最新機能が全て標準装備されているのです。
ボルボ 新型V60 主要スペック
ボルボ 新型V60 主要スペック | |||
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グレード | T5 Inscription | T6 Twin Engine AWD Inscription | T8 Twin Engine AWD Inscription |
価格(消費税込) | 599万円 | 749万円 | 819万円 |
全長 | 4760mm | ||
全幅 | 1850mm | ||
全高 | 1435mm | ||
ホイールベース | 2870mm | ||
車両重量 | 1700kg | ー | |
乗車定員 | 5名 | ||
エンジン | 水冷直列4気筒 DOHC ターボ | 水冷直列4気筒 DOHC ターボ+スーパーチャージャー | |
排気量 | 1968cc | ||
エンジン最高出力 | 187kW(254PS)/5500rpm | 186kW(253PS)/5500rpm | 233kW(318PS)/6000rpm |
エンジン最大トルク | 350N・m(35.7kgf・m)/1500-4800rpm | 350N・m(35.7kgf・m)/1700-5000rpm | 400N・m(40.8kgf・m)/2200-5400rpm |
モーター最高出力 | ー | 34kW/2500rpm(前)65kW/7000rpm(後) | |
モーター最大トルク | ー | 160N・m/0-2500rpm(前)240N・m/0-3000rpm(後) | |
燃費(JC08モード) | 12.9km/L | ー | |
駆動方式 | 2WD(FF) | 電子制御AWD(エンジン+モーター) | |
トランスミッション | 8速AT(ギヤトロニック) |
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