ボルボ、最後の直列6気筒エンジンを堪能 ~ボルボ V60 T6「ポールスター・パフォーマンス・パッケージ」 試乗レポート~(2/4)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:小林岳夫
長い歴史を持つボルボの6気筒エンジン
ボルボの6気筒搭載モデルには非常に長い歴史があって、最初のモデルはなんと1924年の「PV650」にまで遡る。僕らが同時代体験として現物を知っているのは1979年から続いていた「240」からだ。プジョーとルノーとボルボの3社で共同開発し、仲良く使っていた3.0リッターV型6気筒。その後も、直列6気筒を縦置きした「760」や「960」。その後は、前輪駆動のために直列6気筒を横置きした「S80」や「V70」、「XC90」等々。
今回、試乗した「V60 T6 AWD チューンド・バイ・ポールスター」も3.0リッター直列6気筒を横置きして、4輪を駆動する。
このクルマは、「S60」「V60」「XC60」T6 AWDのエンジンを、ボルボの公認モータースポーツパートナーである「ポールスター・レーシング」がロムチューンを施したものだ。エンジンマネジメントの最適化によって、出力とレスポンスが向上し、燃費や排ガス性能などはノーマル版と変わらない。ボルボのメーカー保証の対象にもなっている。
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