フォルクスワーゲン 新型パサート 海外試乗レポート/竹岡圭(1/3)

  • 筆者: 竹岡 圭
  • カメラマン:フォルクスワーゲングループジャパン
フォルクスワーゲン 新型パサート 海外試乗レポート/竹岡圭
フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車) 画像ギャラリーはこちら

質感はひとクラス上のセダンになりカッコよくなった

フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車)

「おおっ!今度のパサート、カッコイイじゃん」コレ、お世辞じゃなく本音です。

正直言って、自分のクルマとしては、まだまだセダンを考える時期じゃないな~と思い続け、今もなおまだセダンに乗る時じゃないだろう~と思っている私ですが、新型フォルクスワーゲン「パサート」はずいぶんとカッコよくなったと素直に思えたんですよね。

フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車)

そもそも初代パサートがデビューしたのは1973年のことで、今回が8代目となりますが、先代と比べると全長が4767mm(-2mm)、全幅が1832mm(+12mm)、全高が1456mm(-14mm)と、全体的なサイズはさほど変わっていない。でも失礼ながら、カッコよさが断然違って見えたんです。

実はここまで全然違うクルマに見えたのは、プロポーションが変わったから。

フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車)

大口径ホイールを採用し、ホイールベースを+79mm拡大。前後のオーバーハングがグッと短縮。エンジンを低い位置に収めてボンネットを低く抑え、フロントウインドウを後方にグッと引いた「キャブ バックワード デザイン」をセダンのプロポーションに組み合わせることで、室内空間が後方に移動、ボンネットは長くなりました。結果、全体のサイズはさほど変わっていないのですが、全体的に長く、低く、ワイドに見えるデザインになったというわけなんです。

フロントマスクも主張が強くなりましたよね。

フォルクスワーゲン 新型パサート(欧州仕様車)

フルLEDのヘッドライトが採用され、見つめられているような目が際立った、どことなく生命感を感じさせる顔です。リアのライトも最近のプレミアムカー風に薄型のものが採用されたフルLEDタイプ。見返り美人的な後ろ姿ですね。そして、サイドビューもこれまた美しい。キャラクターラインがグッと効いていますが、そのキャラクターライン上にドアハンドルを置くという精密な加工ができるのはVWだけなんだそうですよ。こういった技も加えつつ伸びやかにまとめられています。

全体的に言うと、ひとクラス上のセダンになったな~、という印象さえ受けるほどの質感の高さ。これは期待大ですよね。

超ベーシックエンジンモデルと、超速いモデルの2台での旅

フォルクスワーゲン 新型パサート&パサートヴァリアント(共に欧州仕様車)フォルクスワーゲン 新型パサート&パサートヴァリアント(共に欧州仕様車)

ということで、今回は欧州ロングドライブに出掛けることになりました。コースは、ドイツのフランクフルト空港を出発し、チェコのプラハを経由して、最後はドイツのミュンヘン空港到着という、約1000km。

1泊2日間の旅+撮影機材となりますが、実は日本からスペインのマラガ、そしてドイツ入りしているので、すでに結構な大荷物。でもラゲッジは、セダンで+21リットルの586リットル、ヴァリアントで+47リットルの650リットルと大容量なので何の問題もナシ。ちなみに室内も先代より33mm拡大しているので、外から見る以上に広々感がありまして、長旅には打ってつけなんですよね。

さて、ここまで曖昧にひと口に『パサート』と呼んできましたが、実は「セダン」と「ヴァリアント(ワゴン)」、また本国にはさまざまなパワートレインのバリエーションがあります。その中から今回は、パサートセダン1.4リッターTSI(ガソリン直噴ターボ)のMTモデルと、パサートヴァリアント2リッターTDIバイターボ(ディーゼル直噴ツインターボ)のDSG&AWDモデルの2台を用意。超ベーシックエンジンモデルと、超速いモデルの2台での旅となりました。

フォルクスワーゲン 新型パサートヴァリアント(欧州仕様車)フォルクスワーゲン 新型パサートヴァリアント(欧州仕様車)フォルクスワーゲン 新型パサートヴァリアント(欧州仕様車)フォルクスワーゲン 新型パサートヴァリアント(欧州仕様車)フォルクスワーゲン 新型パサートヴァリアント(欧州仕様車)
1 2 3 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

竹岡 圭
筆者竹岡 圭

OLを経て、自動車専門誌を皮切りに、モータージャーナリスト活動を開始。国内外のレース、ラリーなど自らモータースポーツ活動に関わりながら、海外のモーターショーを精力的に回るなど、なにごとにも積極的に取り組んできた結果、近年は一般誌、女性誌、Web媒体、新聞、TV、ラジオなど、その活動はとても多彩なジャンルに広がっている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

フォルクスワーゲン パサートの最新自動車ニュース/記事

フォルクスワーゲンのカタログ情報 フォルクスワーゲン パサートのカタログ情報 フォルクスワーゲンの中古車検索 フォルクスワーゲン パサートの中古車検索 フォルクスワーゲンの記事一覧 フォルクスワーゲン パサートの記事一覧 フォルクスワーゲンのニュース一覧 フォルクスワーゲン パサートのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる