【イベント】「Volkswagen Fest(フォルクスワーゲン フェスト) 2014」in富士スピードウェイ イベントレポート(2/2)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一・フォルクスワーゲン グループ ジャパン
Volkswagen Fest 2014【「見る」編】
■歴代ゴルフ展示
現行型となる7代目ゴルフVIIが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことを記念して、初代から6代目「ゴルフVI」までの歴代ゴルフ、ゴルフVIIのCMキャラクターだったサザンオールスターズのメンバーのサインが入ったゴルフVIIなどが展示されていた。
私ごとで恐縮だが、私の実家がゴルフIとゴルフIIをそれぞれ2台、ゴルフIIIと合計5台のゴルフを乗り継いでいる。文字通り「VWで育った私」としては懐かしさと、改めてゴルフがいろいろな意味でクルマのベンチマーク、お手本であることを再認識した。
■ヒストリックVW展示
展示されていたのはVWの空冷エンジンを使った入門フォーミュラの「フォーミュラVee」、「キャルルック」と呼ばれるカスタマイズされた空冷ビートル、メキシコオリンピックのセレモニー用としてボディがワイヤーフレームで作られた「ウェディングVW」、幻と呼ばれている2シーターの空冷ビートルカブリオレと呼ばれている「VWへブミュラー」、VWが基本構造を空冷エンジンRRから水冷エンジンFFという大変革した「K70」の5台。こういったモデルを見ると、改めてVWというメーカーの歴史の長さなどを再認識した。
フォルクスワーゲン フェスト2014のエンディングは、ザ・ビートルカブリオレを先頭に、ブルー系、ホワイトとシルバー、レッド系に色分けされた一般ユーザーの339台ものフォルクスワーゲン車が富士スピードウェイ本コースを周回するパレードラン。嬉しそうに愛車を走らせるユーザーたちの満面の笑みで、イベントは幕を閉じた。
このイベントで改めて強く感じたのが、VWが人で例えるなら「まったく隙がなくて一見つまらない人のようにも見えるけど、懐も深くて楽しいところもたくさん持っている。だからみんなから好かれる」ブランドであるということであった。多くの来場者の楽しそうな顔を見ると、このイベントはVWのそういった部分を象徴していたのではないかと思う。駐車場を見てもVWに交じってVW以外のクルマも意外に多く、VWへの注目の高さが見受けられた。6年間のブランクもあったが、このイベントが「VWで一日中楽しめる日」と末永く続くことを望みたい。
[レポート:永田恵一]
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