VW 新型アルテオン試乗レポート|様々な魅力を“いい所取り”したVWのファストバック(2/2)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:和田 清志
高回転まで回すとなかなか心地よいサウンドも奏でる
パワートレインはほぼゴルフRで、280ps/350Nmを発揮する2リッターのTSIは非常にパワフルでどこから踏んでもレスポンスよくフレキシブルな特性で扱いやすい。官能性がないと思いきや、高回転まで回すとなかなか心地よいサウンドも奏でる。また、湿式クラッチ式の7速DSGは相変わらずのダイレクトで俊足の弾丸シフトだが、弱点の発進時のマナーはもはやATなみと言っていい。
プラットフォームは基本的にはパサートと共通(=プラットフォームはMQB)だが、専用セットのアダプティブシャシーコントロール(DCC)にプログレッシブステアリング、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」、更に245/35R20サイズのタイヤ&ホイール(アドバンス)が奢られる。
常にクールなグランツーリスモ
切れ味の鋭くなったステアリングフィールやフラット感はそのままに、適度に引き締められたセットアップなどによってスポーティな仕立てになっているが、アドレナリン湧くようなホットさではなく、あくまでも常にクールなグランツーリスモの味つけだ。
20インチタイヤは若干バタつく傾向が見られるが、見た目のカッコよさを考えれば仕方ないな……と思えるレベルで、パサート譲りのフラット感の高い乗り味により長距離ドライブも難なくこなす。
ちなみに安全機能は総合安全理念「VWオールイン・セーフティ」に基づき、予防安全/衝突安全/二次被害防止の3つのステージに分けて追及。安全支援システムは前後左右、現在必要とされるアイテムは全て標準装備だ。
このように、アルテオンは流麗なスタイルながら広々とした居住性&積載性の両立、高出力エンジン+フルタイムAWDの組み合わせでスポーティな走りと最高水準の安全装備による安心感など、フォルクスワーゲンの様々な魅力を“いい所取り”したモデルである。見た目は若干チャラいが、その本質はフォルクスワーゲンらしさ全開なのである。
そんなアルテオン、ぜひお見知りおきを!!
[レポート:山本 シンヤ/Photo:和田 清志]
VW 新型アルテオン 主要スペック
VW 新型アルテオンの主要スペック | ||
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グレード | R-Line 4MOTION | R-Line 4MOTIONアドバンス |
駆動方式 | 4WD | 4WD |
トランスミッション | 7段DSG | 7段DSG |
価格(税込) | 5,490,000円 | 5,990,000円 |
JC08モード燃費 | 13.3 km/L | 13.3 km/L |
全長 | 4,865mm | 4,865mm |
全幅(車幅) | 1,875mm | 1,875mm |
全高(車高) | 1,435mm | 1,435mm |
ホイールベース | 2,835mm | 2,835mm |
乗車定員 | 5人 | 5人 |
車両重量(車重) | 1,700kg | 1,700kg |
エンジン | 直列4気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHCターボ |
排気量 | 1,984cc | 1,984cc |
エンジン最高出力 | 206 kW(280 ps)/5,600-6,500 rpm | 206 kW(280 ps)/5,600-6,500 rpm |
エンジン最大トルク | 350 Nm(35.7 kgm)/1,700-5,600 rpm | 350 Nm(35.7 kgm)/1,700-5,600 rpm |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン | 無鉛プレミアムガソリン |
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