おごと温泉 びわこ緑水亭の3Dバーチャルツアー


すべての方向を自由に見渡す全天球パノラマで楽しむことができるVRコンテンツです。施設の中をデジタル空間でリアルに体験してください。
琵琶湖の西岸に位置するおごと温泉は、湖をすぐそばに望み、反対側には比叡山系を背負う見事なロケーション。比叡山延暦寺を建て、天台宗の開祖となった最澄が開湯したと伝えられている。つまり、約1,200年も前から人々に愛され続けている温泉地なのである。この辺りの温泉旅館は湖岸と山手に広がっており、どこを見渡しても滋賀の魅力を感じることができるが、広々とした温泉街の中でひときわ存在感を放っているのが、今回紹介する「びわこ緑水亭」だ。
目次
お部屋からの風景四季折々の湖畔の風景は、自然のアート
玄関からロビーを抜けると、まず総ガラス張りのラウンジから広大な琵琶湖の絶景が目に飛び込んでくる。そこで一気に旅行気分が高まる。嬉しいことに、この景色は贅沢にも全客室から望めるのだ。海のような広さを感じられる雄大な琵琶湖はもちろん、対岸の風景も見渡すことができるのは、おごと温泉ならでは。空気の澄んだ天気の良い日には、その山姿から「近江富士」と呼ばれる三上山をはっきりと見ることができる。湖に目をやれば、水鳥が飛んできては水面を滑るように浮かび、釣船や遊覧船がゆっくりと進んでいく。お部屋の窓に佇み、四季折々のおだやかな景色を眺めれば、自然と心が解けていくはずだ。

お部屋のこだわりお部屋で天然温泉を独り占めする、贅沢なひととき
「老舗の温泉旅館というイメージよりも、『リゾートに来た』という気持ちでゆったりと過ごして欲しいんです」と支配人が話すとおり、部屋の設えにもおもてなしへのこだわりが感じられる。全72部屋のうち、51室が露天風呂付き客室となっており、大浴場と同じ温泉が客室で気軽に独り占めできる。こだわりは露天風呂だけではない。客室は和室と和洋室の2タイプだが、和室は琉球畳を敷き、明るくお洒落に。開放感あふれる広々としたリビングが特徴の和洋室には、ベッドに最上級ランクのシモンズのマットレスを採用。「滞在中は最大限にリラックスして欲しい」という思いが隅々まで行き届いた、なんとも贅沢な部屋のつくりとなっている。


食事旬の食材を使って季節を表現した、滋味あふれる料理
趣の異なる景色が楽しめる2つのレストランでは、「季節を料理で感じてもらいたい」と、総料理長が旬の食材を使って創意工夫を凝らした懐石が頂ける。そしてなんといっても、滋賀に訪れたならぜひ食べておきたい日本三大和牛の一つ・近江牛はコースの目玉。ここでは高い品質基準を満たした「認定近江牛」しか使用しないというこだわりぶりだ。また、料理長が日頃から口癖のように話す「温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態でお客様に食べて頂きたい」という思いを大切に、サーブのタイミングもしっかり見計らいながら調理をしているそう。どの料理も食べやすいように、お箸で掴める大きさになるよう盛付けにも気を配る。いかに食事を美味しく食べてもらうか、楽しい時間を過ごしてもらうかを常に意識したおもてなしの心が、細部にまで宿っている。



お風呂・温泉1200年以上前から人々に愛された上質な名湯
おごと温泉は、透明のぬるっとした感触のお湯が特徴だ。アルカリ度数が高いと、ぬるっとした柔らかな湯ざわりになるのだと支配人が教えてくれた。この「ぬめり」が、美肌効果をもたらしてくれるのだという。他にも、疲労回復や筋肉痛、神経痛にもよく効くこの温泉は、平安時代に最澄が開湯してから、多くの人を癒してきた。大浴場の男湯「源氏」、女湯「湯立」には、大きな岩をくり抜いた岩風呂や寝湯など、それぞれ個性が光る露天風呂が備えられている。ゆったりと温泉を堪能したあとは、湯上りライブラリ「月の調べ」へ。飲み物やアイスの無料サービスが嬉しい。また、ライブラリすぐ横の「水鏡の中庭」は、幻想的な雰囲気に包まれたウォーターガーデンになっている。中庭を望むように手湯や足湯処が併設され、夜にはライトアップされた空間が彩りを添える。ついつい長湯してしまいそうだ。

庭園リゾート感あふれるテラスでハッピーアワーを堪能
ロビーを抜けた先にある「碧のテラス」。女性の感性をくすぐるフォトジェニックなリゾート感あふれる空間が広がる。目の前には琵琶湖の絶景。そして手入れの行き届いたガーデン。ここでは毎日17:00〜19:00に「ハッピーアワー」が開催され、ワインや琵琶湖をイメージしたオリジナルカクテル、旬のフルーツを使ったジュースや一口アイスなどが無料で楽しめる。羽田空港とここにしかないという、支配人こだわりのプライベートシートまで設置されていて、夕暮れ時にも特別な思い出が作れそうだ。

日々の喧騒に疲れたら、雄大な琵琶湖をぼーっと眺める贅沢な時間を過ごしにきてはいかがだろうか。揺らめく湖畔の水面や水鳥たち、生命力あふれる植物からもたらされる自然のエネルギーを、満タンに充電できるはずだ。そして、絶景に包まれながら、大切な人たちと飲み物を片手に語らう優雅なひと時は格別。「びわこ緑水亭」での滞在は、心を癒やし、つながりや絆をより深くしてくれることだろう。
キーパーソン
京都市出身。長年京都の有名料亭で修行を重ね、京料理の腕とセンスを磨く。その確かな腕とおもてなしの心に感銘を受け、本旅館の社長がオファー。以後、創業から今に至るまで取締役総料理長として腕を振るう。
「料理は温度が命」がモットー。次の料理をサーブするタイミングを計りながら、調理時間を計算するなど、作られた料理を一番美味しい状態でお客様の口に運んで頂けるよう、常に意識しています。