ヴォクシー・ノアを買うアナタ、必見です/トヨタ 新型(2代目)「ヴォクシー/ノア G’s」[プロトタイプ/2016年4月末発売予定] 試乗レポート(4/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正・トヨタ自動車
5メートル走らせただけで「おわ!」と声がデタ!
そのステアリングを握り、アクセルに足を置けば、いやほんと冗談抜きで走り始め5メートルで「おわ!」となる。
いや、実は期待していた。ある程度理解もしていた。
今回二代目に進化するノア/ヴォクシーG’sではあるけれど、それだけじゃなく、実は“G’s”自体の完成度が、これまでのどのクルマも本気で素晴らしかったからだ。
あんまりどれもこれも完成度が高いので、自分の中ではもう、「G’s=テッパン」くらいに思ってた。フットボールアワー後藤さんの華麗なツッコミのごとき安定感なんである。もう、乗る前から絶対イイに決まってる、って。
一般モデルでは、購買層の求める販売価格や製造フローから、ココに手を入れれば必ず良くなるとわかっているのに、それが出来ないということがままある。そこに徹底的に手を入れるんだからして。
燃料タンクが果たす意外な役割
面白いのはその補強パーツのひとつとして燃料タンクが使用されているという部分。実は裏側からこの補強箇所を見てみると、右フロア部にしかセンターブレースがレイアウトされていないのだが、もともと左側にレイアウトされている燃料タンクがその役割を果たしているというわけだ。
テスト中、左右バランスのばらつきを感じたエンジニアが、もしやと思い燃料タンクの締め付けを外してみたところ、その現象に気付いたのだという。ひとつのグレードとはいえ、綿密にテストを重ねていることがうかがえるエピソードだとも言える。
おかげでサーキットで急峻なコーナーに入ったときのロール挙動の収束がもう、一瞬。もちろん左右バランスも申し分ない。
コーナー後半から次のコーナーに向けても、すぐに斬り込んで行けるし、ドライバーのはやるワクワク感を煽るかのようにアクセルを開けて行ける。
さらに、剛性部品とともに空力も手を加えられていて、こちらも空力パーツが追加されていると同時に、構造を工夫してダウンフォースを稼いでいる細工もあるのだとか(企業秘密だそうで!)。
結果、後輪までビッタリくっついてきてくれるような、オンザレール感覚はきっと普段のドライブでも素直に気持ちいいと感じられるはずだ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。