マリオが突撃!「みんなのオーナーズクラブ」Vol.1「トヨタ プリウス」編(1/3)
- 筆者: マリオ 二等兵
- カメラマン:オートックワン編集部
「トヨタ プリウス」オーナーの生の声に直撃レポート!
1月某日、トヨタ プリウス(30型:現行モデル)のとあるオーナーズクラブの皆さんの愛車を拝見し、オーナーさんならではの実生活で得られるリアルなインプレッションを聞かせていただく機会に恵まれました。
誠に失礼ながら、プリウスのオーナーさんの集いと聞くと、ただひたすら燃費アタックに燃えているような人ばかりなのでは? という偏った印象を勝手に抱いておりましたが、皆さん普通にドレスアップやモディファイを楽しんだり、ボディ剛性や静粛性の向上に励んだりと、従来のクルマと同じような感じで健全なカーライフを満喫されていることがわかりました。
中には、プリウスオーナー同士としての交流がきっかけでご結婚されることになったカップルが居られると聞いてビックリ! そんな夢とロマンに満ちたお話を伺うこともでき、日本のクルマ文化の未来の明るさを実感せずにはいられませんでした!
経済性やエコ性能ばかりが注目されがちなエコカーブームの真っただ中でありますが、その実態はクルマにかける熱い情熱が盛り上がりの原動力となっているようであります!
女性オーナーの愛車、愛称は「赤プリ」!
ひねりっこちゃん さん
お父さんが先代モデルに乗っていたことでプリウスの良さを実感し、ごく自然に前愛車のマーチから乗り換え。コンパクトカーと比べるとボディサイズは大きくなりましたが、取り回しに苦労することもなくすぐに馴染んだようです。通勤は片道1kmという短い距離ながら、EVモードが使えるトヨタのハイブリッドなら気兼ねなく乗れる点もお気に入りだとか。「派手になり過ぎない範囲で個性を演出する!」をコンセプトにカスタムも楽しんでおられ、内外装ともにセンスよく個性が発揮されていました。この「赤プリ」はしばらく手放す予定はないとのことですが、もし乗り換えるならSUVにしてガラッと雰囲気を変えたいという願望もお持ちのようです。
エコカーは「大人しいクルマ」にあらず!
2TOMUさん
大型ミニバンのグランビアから乗り換えられたこともあり、最初はプリウスに対し「あまり走りが良くない」というイメージを持たれていたようですが、動力性能に不満を抱くようなことはなく、走りの面では想像以上に満足度が高いとのこと。最初に買ったプリウスは追突事故に遭ったため、今の愛車は実は2台目ということですが、まったく同じクルマを買い直されたところからも、現行型プリウスのお気に入り度の高さが伺えます。「エコカー=大人しいクルマ」のイメージを変えるべく、ボディはピンストライプやエアロパーツ、ウイングなどで武装。現状ではすべてにおいて深く満足されているとのこと。
アッとびっくり! 自分で「プラグインハイブリッド」にしちゃったヒト発見
ignitedさん
まだ一般には市販されていないプラグインハイブリッドを拝見してビックリ! 実は「プラグイン化」キットはアメリカで販売されている(2000ドルぐらい)ようで、実際にコンセントから充電ができる本物でした。
「クルマというより家電っぽい」ところがプリウスの面白さと語られたignitedさんは、愛車は他に5~6台お持ちとのことですが、プリウスの走行フィーリングやメカニズムはそれらのどれよりも独自性が高く、乗っていてとても新鮮であるとのこと。お仕事がIT関連ということで、ご自分の高い技術力を駆使したオリジナルのアンペアメーターなどを装着され、これによってエンジンがかかるタイミングなどが緻密に分析できるため、低燃費を実現するためのアクセルワークを徹底追求することも楽しんでおられました。プリウスは、ITに強い人にとっても究極の遊びグルマでもあるようです。
質感や静粛性向上のためのモディファイも実施
pioominさん
ミニカーをもらうために足を運んだディーラーで試乗をしたときに、モーター駆動という今までに経験したことのなかった独特の走行フィールに感銘を受けたことがきっかけで購入されました。購入後は、走りにおいては期待以上だったものの、ドアの開閉音などの質感にはややガッカリされたとか。エンジン系のノイズが少ないハイブリッドゆえに、タイヤノイズや車外からのノイズが非常に気になることがわかり、天井やドアの中に制震材を入れて対処。フロントガラスも薄いせいか遮音が悪く、静粛性に対するコストのかけ方に不満を抱かれているようです。制震材の追加は作業的にはそれほど難しくなく、ご自分で作業されたとのこと。ネガティブな部分を自分の手で改善することも楽しんでおられるように見えました。同様の不満を抱えている人は少なくないようです。
豊富なカスタムパーツでドレスアップを満喫
りらっくま白プリさん
以前はシーマやセドリックなどの高級サルーンを愛車としておられましたが、新車補助金制度を利用してエコカーのプリウスを購入。宿敵、ホンダ インサイトと乗り比べた結果、プリウスのほうがより新世代のクルマっぽさが強いとの判断により選ばれました。時々燃費アタックを実施して34km/Lの好燃費を記録することがある一方、燃費を気にせず飛ばしても極端に悪化しないところを高く評価されています。不満点は内装の安っぽさとボディ剛性感の低さで、ボディには補強材を入れて対処。現行型のプリウスはカスタムパーツが極めて豊富で、弱点を補うためのパーツも販売されているため、多様なモディファイが楽しめるところに大きな魅力を感じておられました。
D.A.Dのおかげで、広い駐車場でもすぐ見つかります
たけちゃん@ZVW30
人気エアロブランド「D.A.D」の大迫力フロントマスクで強烈な個性が演出されたプリウス。超絶大人気モデルには街で自分と同じクルマに遭遇しやすく、大型の駐車場では愛車を探すのもひと苦労。そんなことがごく普通にありえるため、現行型になってからドレスアップを施すユーザーが増え続けているようですね。このダムドの外装パーツは納車時から装着したとのことで、社外品でもディーラーはこと細かに対応してくれるものなのです。「LF-Aが気になる!」と仰るあたりからもスポーツカーへの憧れが募るご様子ですが、プリウスはスポーツカー好きにとってもカスタマイズの秀逸な素材として強く認識されていることが実感できました。
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