ハイエース キャンパーの気軽な相棒! 標準ボディのキャンピングカー3選【ジャパンキャンピングカーショー2021】
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
キャンピングカーのベース車両として定番人気のトヨタ ハイエースには、全長や全幅などが異なる複数のボディラインナップがある。最も大きいスーパーロングボディを用いたキャンピングカーは、広大な室内空間が何よりの魅力。しかし、狭い街中でもダントツに扱いやすい標準ボディを支持する声も根強いものがある。
そこで今回は、ハイエースキャンパーの入門編としてもお勧めしたい、標準ボディのキャンピングカー3選をご紹介する!
使い勝手最高! ハイエースの中でも最もベーシックな標準ボディ(標準ルーフ&ハイルーフ)に注目!
スーパーロングと標準ボディ、アナタのお好みはどっち!?
「トヨタ ハイエース」はいくつかのボディラインナップがあるが、中でも全長約5.4メートル、車幅約1.9メートル、全高2.2メートル超の“スーパーロング”は、長くてワイドで背高な車体を生かした広大なスペースが特徴だ。
これに対し“標準ボディ・標準ルーフ”(「ロング」と表記されることもある)のハイエースは、全長約4.7メートル、車幅1.7メートル弱、全高2メートル弱。路上を占有するスペースは5ナンバークラスのミニバン「トヨタ ヴォクシー」や「日産 セレナ」同等と、思った以上にコンパクトである。
路上占有面積はヴォクシーやセレナと同一なハイエース 標準ボディ
余裕の空間を得られる分、狭い駐車場や市街地などでちょっと苦労するスーパーロングに対し、標準ボディなら気をつかうシーンは激減する。さらに標準ルーフ車なら、ショッピングモールの自走式立体駐車場で車高制限にひっかかることも滅多になく、普段の買い物の足として普通に使えるのが嬉しい。
しかし小さいとはいえ、そこは商用1BOXカー人気No.1モデル。5ナンバーミニバンとは比べ物にならないほど十分な室内空間を確保し、キャンピングカーとしての素性は十分に良い。
今回は「あえて選びたい気軽な相棒」ハイエース 標準ボディ(標準ルーフ&ハイルーフ)をベースにしたキャンピングカー3選をお届けする!
Green Buddy A Type(グリーンバディ Aタイプ)[トイファクトリー]
ハイエースの本格的なキャンピングカーで圧倒的な人気を集める「トイファクトリー」。数多いラインナップの中でも、今回はベーシックなキャンパー仕様車「Green Buddy(グリーンバディ)」に注目したい。
3種類のシリーズが用意されるグリーンバディの中でも、Aタイプはハイエースの標準ルーフ・標準ボディをベースにしたモデル。
初めてのキャンピングカーにオススメの1台
室内は、モダンなグリーンのシートファブリックと木目調のインテリアの組み合わせが上品だ。独特の風合いを持つシート生地は、トイファクトリーの上位モデル“Casa Home Style Edition”にも用いられる尾州織を採用している。
乗車定員6名に対し就寝定員は2名だが、オプションの2段ベッドマットを追加することで4名とすることも可能だから、小さなお子さんを持つファミリーでも十分に対応出来るだろう。
初めてのキャンピングカーとして、オススメしたい1台だ。
RETREAT(リトリート)[ダイレクトカーズ]
続いては個性的な1台をご紹介。欧米でいま話題のVAN LIFE(バンライフ)をイメージし、移動できる趣味の部屋として誕生したダイレクトカーズのヴィンテージシリーズ「RETREAT(リトリート)」だ。
インテリアを覗いてみると、オシャレ過ぎる内装に圧倒されるはず。ルーフに至るまでリアルウッドをふんだんに用いており、クルマというよりは“趣味の小屋”というイメージ。
ベッドはシングルサイズの“おひとりさま”仕様。壁側には大きなプルダウンテーブルがあり、ベッドをベンチにして平日のリモートオフィスに有効活用できる。
またベッド下やテーブル下には収納が効率的に仕込まれており、趣味のツールやキャンプグッズをたっぷりしまえるようになっている。
景色の良いところにリトリートを置いて、テールゲートを開け放ちながら気ままにリモートワークしたら、仕事も今以上にはかどるだろう。きっと。
「ゆるキャン△」のリンちゃんも乗っている!?
ちなみに第8回「キャンピングカーアワード2020」[主催:ジャパンキャンピングカーショー実行委員会]を受賞し、福原 遥さんに1年間貸与されたモデルでもある。
福原さんは、人気マンガ原作のドラマ「ゆるキャン△」で志摩リン役を好演。キャンプブーム・ソロキャンブームに多大な貢献をしたことから選出された。
ゆるキャン△のリンちゃんが愛車をヤマハ ビーノからリトリートへ乗り換え、ひとりでソロキャンを愉む…いつかそんなシーンも観てみたいものだ。
ハウベル[ビークル]
最後は、ハイエース標準ボディにハイルーフを組み合わせた「ハウベル」(ビークル)をご紹介。2人旅のための贅沢な1台である。自社製造による手の込んだ木工家具や、ダウンライトと間接照明が生み出す上質な空間は必見だ。
後席は対面式“コの字”レイアウトのダイネットで、車体後部に設置。就寝時には就寝定員2名のベッドになる。本来なら後席が備わる前席直後のスペースには右側にシンクと調理台を集約して、ゾーンを明確に分けた。
ハイルーフ車のため前後の移動も苦にならないし、限られたスペースを有効に活かせるのが嬉しい。
2人旅のための贅沢な1台
実はこちら、ハイエース スーパーロングをベースにしたビークル社の人気モデル「デュオtypeS」と同様のレイアウトを、標準ボディ用に再アレンジしたもの。就寝定員を2人のために割り切ったことで、明確なキャラクターが出来上がった。
決して幅広いターゲットに向けた商品ではないものの、ニーズにピタリとハマれば唯一無二の相棒となりそうな1台である。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]
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