まるで高級クラブ!?ラグジュアリーミニバンの先駆者 4代目トヨタ ハイエース(100系)【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
1967年から製造販売が開始され、半世紀以上の歴史を持つワンボックスカー トヨタ ハイエース。キャブオーバー型のスタイルにより室内空間が広く、使い勝手が良いことで知られ、予想以上に小回りが効き、耐久性が非常に高い。商用車としての一面を持ち、今では日本の現場を支えている実用性重視のワンボックスカーだが、アル・ヴェルが登場する以前は、多人数乗車可能な高級車だった。
「トヨタの、もう一つの高級車」トヨタ ハイエース 100系
1989年に登場した通称100系と呼ばれる4代目トヨタ ハイエース は、商用車のバン、乗用車のワゴンをラインナップ。1992年には、初代セルシオ用の4000cc V型8気筒エンジン(1UZ-FE)を搭載したハイエースベースの高規格救急車トヨタ・ハイメディック発売したことでも注目された。
中でも多くのファンを取り込んだのは、ワゴンの最上級グレードにあたる「スーパーカスタムリミテッド」。カタログには「トヨタの、もう一つの高級車」と記載され、「もう一つの高級車」であるトヨタ クラウンと遜色のない豪華な内装と快適装備が与えられていた。
ラグジュアリーミニバンの先駆者
トヨタ ハイエース スーパーカスタムリミテッドに装備されていたパワーイージーアクセスシステムは、キーをオフにするとシートが後ろへスライドし、キーを抜くとステアリングがチルトして乗降性が向上するシステム。現在では多くの高級車に装着されているシステムだが、4代目ハイエースが世界初搭載であった。
また、今ではミニバンだけでなく軽自動車にも当たり前のように装着されている電動スライドドアも、ハイエースが初搭載のシステムだったのだ。その他にも、スーパースライドシートやトリプルムーンルーフなど高級車と同等、またはそれ以上の装備が与えられていたトヨタ ハイエース スーパーカスタムリミテッドは、高級ミニバンの先駆けと呼べる存在だ。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4,640mm×1,690mm×1,990~2,025mm
■エンジン:直列4気筒 3000cc ディーゼルターボ(1KZ-TE)
■最高出力:130馬力/3600rpm
■最大トルク:29.5kgm/2000rpm
■駆動方式:2WD/4WD
■トランスミッション:4速AT
■乗車定員:7名
■価格:386万4000円
※スペックはスーパーカスタムリミテッド(標準ボディ・最終型)
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